広告・プロモーション事業ってなに?
明るい表情と軽快な語り口が印象的な松本さん。
2012年にメディアネットワークに入社し、様々な部署を経験されてきた後、今では広告・プロモーション事業の責任者として活躍しています。
この記事では、松本さんの視点から、広告・プロモーション事業について語っていただきます。
(取材・文 竹治 昭宏)
- お客様のコミュニケーションパートナーとして、事業目標の達成やコミュニケーション課題に向けた解決策を提供する仕事です
- BtoB企業のマーケティング活動を支援するため、社内外のプロフェッショナルとチームを組んで対応しています
- 変化が激しい業界なので、常に新しい情報を追いかけ、学んでいく姿勢が大切です!
はじめまして、松本です。私は2012年に当社に新卒で入社してから、広告、システム、人材の全ての事業を営業職として担当してきました。今は企画営業部という部署で部長を務めています。この記事では「広告・プロモーション事業」について、学生の皆さんにとって出来る限り分かりやすく解説していきたいと思いますので、少しだけお付き合いください。よろしくお願いします。
広告・プロモーション事業ってどんな仕事をするの?
ひとことでいうと、お客様の抱える”買ってほしい” ”知ってほしい” ”人を集めたい” ”理解を深めたい” といったマーケティングに関する課題を、あらゆる手段で解決していく仕事です。分かりやすい例で言うと、お客様の新製品発売でしょうか。新製品を発売するときに、当たり前だけど「多くの方に商品を知ってもらって、買ってもらいたい」わけです。そういった課題をお客様からヒアリングして、「誰に(ターゲット)」「何を(コンテンツ)」「どうやって(コミュニケーション手段)」伝えれば良いのかを考えて、効果的なコミュニケーションを設計していきます。
事業目標やコミュニケーション課題は企業によって様々なので、「どうしたらメディアに露出されるようになるかな?」とか、「企業ブランドを社員にもっと理解してもらいたい!」とか、「広告予算が余ってるから何やったら良いですかね?」等々…日々お客様と密にコミュニケーションを取っているからこそ、お客様の目指していることや困っていることを一番の相談相手として理解することができています。
課題解決に向けて、私たちは「コミュニケーション戦略」と呼んでいるんですけど、使う手段やメッセージの方向性を考えることに時間をかけていきます。マーケティング活動のコンサルティングという仕事をすることも多いんですが、私たちは単に改善提案して終わりということは絶対にありません。施策を実行するところや、実施後の分析・改善まで一貫して対応していくことで、結果に繋げるところまで伴走します。お客様と想いを一つにしたパートナーになることを目指しています。
広告・プロモーションというとテレビCMだったり新聞広告だったりSNSだったり、そういった媒体といわれるものをイメージするのではないでしょうか。もちろん間違ってはいないんですが、私たちにとってそれは手段のひとつでしかありません。乱暴な言い方かもしれませんが、伝えたいことが伝えたい相手に届くことが一番大事なので、そのための手段は何だって良い。
とはいえやっぱりここ数年は、オンラインやデジタルにシフトしているのは間違いないんです。皆さんも、何か欲しいものがあったり行きたい場所があるときは、最初にスマホを開いてググったり、人によってはInstagramを検索の代わりに使いますよね。お店の会員カードも多くがアプリになっているし、アプリで来店予約をするのも当たり前。今の広告業界はデジタルなしには成り立たないんです。
私たちは創業当時からシステムを生業にしていて、社内にシステムエンジニアが多くいます。なので、デジタルへの移行も割と早かったように思いますね。広告とシステムの垣根がなくなっているからこそ、どちらも本業として対応をすることができる。それは私たちの大きな強みだと思っています。
どんなお客様と、どんなチームで仕事をしていくの?
私たちが主に支援しているお客様は、中堅・中小規模のBtoB企業が中心です。建設業や製造業、商社、不動産など、一般的には多く目にすることがない企業かもしれませんが、世界に誇る技術や想い、商品、サービスを持っている企業が多くありますし、社会問題の解決に向けて取り組んでいる魅力的な企業ばかりです。
当社はメディア(放送)が母体の会社なので、メディア系のお客様がいないわけではないのですが、当社の強みを活かせるのはBtoB企業を相手にしたときだったんですよね。BtoB企業は、これまではアナログな仕事の仕方でもやっていけたのですが、昨今のコロナ禍も相まって、デジタルを活用したコミュニケーションの対応の必要性が加速しています。そこに私たちの存在価値があると考えています。
私たちは課題解決のプロフェッショナルですが、課題解決の手段が多岐に渡ることはお話した通りです。お客様の支援をするにあたっては、それぞれの専門分野に強い社内のメンバーや、社外のパートナー企業との連携が欠かせません。自社の社員では課題解決の責任者であり、お客様の窓口としてプロジェクトのプロデューサーを務める「ソリューション営業職」。そしてデータ解析やデジタルマーケティング全般を主導する「マーケティングディレクター職」を置いています。
クリエイティブや制作業務については、お客様の業界や制作物の種類などに応じて社外のパートナー企業と連携し、チームを結成していきます。もちろんシステムが関連する仕事では「IT企画職」とチームを組むこともあります。それぞれのプロフェッショナルを集めてチームを作ることで、クオリティ、コスト、納期を最適な形で支援することができるんです。
大切なのは「学び続ける姿勢」と「能動的に動けること」
「御社で活躍しているのはどんな人ですか?」
私は面接官も担当しているんですが、面接で良く聞かれる質問です。その時に必ず答えるのは「学び続ける姿勢」と「能動的に動けること」。どういう意味か、もう少し説明しますね。
まず学び続ける姿勢について。マーケティングやデジタルの分野は日進月歩で変化していきます。10年以上この仕事をしていますが、本当に早い。常に新しい知識やスキルを身に着け、最新のものにアップデートしていけるよう努力しなくてはいけないんです。例えば、少し前にWeb3.0やメタバース、NFTといった言葉が業界を席捲しました。最近ではChatGPTがトレンドですよね(2023年取材当時)。こういった新しい技術やサービスについて、自ら探究心を持って学んでいくことが必要です。一見、仕事に直接関係ないと思える分野でも、新しい気付きはイノベーションを生む可能性があります。「学び」に対して常に貪欲で前向きな姿勢を持つことが大切だと言い続けています。
次に能動的に動けることについて。私たちは課題解決が仕事なので、解決の手段は何でも良いとお話しましたよね。裏を返せば、待っているだけでは課題を解決することは出来ないし、仕事には繋がっていかないんです。「やるべきことが見えたら、すぐに実行できる行動力」と「仕事に対するスピード感」はこの業界で生き残るための必須スキルです。そのため、全員が主体性を持って仕事に取り組むことを心がけています。何をすべきかを自分で考えて、行動する。そういった人材を育てていくことは私の大事な役割だと思っています。
正直に話しますが、私たちの仕事はとても大変だし、簡単な仕事ではないと思っています。常に何かを考え続けるし、勉強して、情報収集をして、また考えて…それでもうまくいかないこともたくさんあるんです。それでも、お客様の事業成長に貢献できた時の達成感は何ものにも代えがたいんですよね。チームで立てた企画が実行され、お客様の結果につながり、自分たちの成長になっていく。理想を言えば、自分の専門性を活かして、社会課題の解決に繋がるお客様の手助けができれば良いと思っています。
登場社員プロフィール
広告・プロモーション事業 ソリューション営業職
松本 岬
■入社年月
2012年4月
■プライベートの近況
1年のうち360日くらいの間、家族で旅行に行くことを考えてます!
■最近の仕事で嬉しかったこと
「当社の社員以上にうちの会社のことに詳しいですね!」と顧客から言っていただけたこと