人材事業の責任者である佐藤さんは、社歴20年以上というベテランであり、生え抜きの取締役として重要な役割を担っています。
いつも柔和な笑顔で、「困ったときの佐藤さん」と社員から言われるほどの懐の深さを、インタビューでも感じることが出来ました。
そんな佐藤さんに人材事業について語っていただきます。
(取材・文 竹治 昭宏)

この記事のポイント この記事のポイント
  • 人材事業はお客様の人材リソースに関する課題を解決していく仕事です
  • お客様の課題解決と同じくらい、求職者の方々に寄り添っていくことも大切にしています
  • 「日々の地道な積み重ねが、誰かの幸せに繋がっている」そんな仕事です

こんにちは、佐藤です。
私は1997年に新卒で入社して、最初の約10年間はITエンジニア職としてテレビ局に客先常駐、その後本社にて総務やシステム企画営業を担当し、現在は人材事業の責任者を務めています。
2010年に取締役に就任し、2022年には子会社である株式会社メディアパートナーズの社長に就任しました。
この記事では当社の「人材事業」について、学生の皆さんに分かりやすく解説していきますので、最後までよろしくお願いします。

人材事業ってどんな仕事をするの?

お客様の人材不足や採用に関する課題を解決していくのが僕たちの仕事です。多くの企業にとって、一番重要な資本は「人」です。ですが少子高齢化により人材不足は加速し、あらゆる業界で働き手が不足していて、企業が立ち行かなくなったり、ビジネスがストップしてしまうといったことが起こっていますよね。

加えて、昨今のいわゆる「働き方改革」によって働き方も多様化しています。ジョブ型雇用とも言われるように、必要な業務や求めるスキルを持っていれば、正社員採用がすべてではなくなっている時代です。また、育児や介護といった事情でフルタイムでの勤務を諦めざるを得なかった方々も、役割を明確にすることやリモートワーク等を活用することで、活躍の幅が広がってきました。

僕らはお客様の抱えている人材に関する課題をヒアリングし、「必要なポジションに」「必要なタイミングで」「必要なスキルを持った人材を」「必要な雇用・契約形態で」支援していく仕事をしています。お客様の業務を理解し、人材リソースに関するパートナーとなることを目指しています。

一般的に人材事業というと、大手の派遣会社を思い浮かべる人が多いかもしれません。大手企業は、大量の仕事情報と多くの求職者の方々をマッチングしていく。もちろん数が多いがゆえに選択肢も広がることは大手の強みだと思います。ですが僕らは中小企業なので、企業や求職者への丁寧なフォローによる信頼関係を一番大事にし、強みとしています。

一般的な人材会社では、お客様の営業担当と求職者の仕事探しを支援する採用担当と、実際に仕事をしているスタッフのフォロー担当が分業されていることが大半です。営業がお客様の窓口となり仕事を獲得してきて、その仕事をしたいという人材を採用担当が探し、支援企業先でのフォローや継続的なサポートはフォロー担当が対応する。そんな流れで役割が細分化されているので、大量の仕事と多くの求職者を担当することができるんです。

僕たちの場合は、それを一人の社員が担当していきます。もちろんチーム化をして誰かだけに負荷がかからないような体制は整えていますが、基本的にはすべての役割を担っています。お客様の窓口とスタッフ対応を同じ人間が対応することで、「お互いが持つ微妙なニュアンス」や「感情の変化」、「言葉にはしづらいけど感覚的なもの」を深く理解することができる。だからこそミスマッチが少なくなり、双方との信頼を構築することができると考えているんです。

どんなお客様や、求職者の方々と仕事をしていくの?

僕たちが主に支援しているお客様は、メディア業界、ネット業界、金融業界が中心です。創業当時からフジテレビの関連業務をサポートしていたこともあり、メディア業界には広いコネクションと実績を持っています。例えば、データ放送の業務や聴覚障碍者のための字幕を制作する仕事、放送の中核になっているシステム開発などにも当社の社員が参画しています。今ではフジテレビだけでなく、民放各社のお仕事もさせてもらっていますね。ネット業界や金融業界も、昔からの信頼関係により長く継続出来ているお客様が多いです。

デジタルトランスフォーメーション(DX)が進み、どんな業界であってもシステムエンジニアやビッグデータを扱うことが出来るデジタル人材は引く手あまたになっています。その点僕らは創業時からシステム開発やITを生業にしていたので、実績やノウハウも多くありニーズには応えられていると自負していますね。

お客様の課題解決と同じくらい大切にしているのが、求職者の方々に寄り添っていくことです。僕らはこの仕事を通じて、スタッフ一人ひとりの人生を背負っています。お子さんがまだ小さかったり、病気からの復帰を目指していたり、新しいスキルにチェンジしていく必要があったり。それぞれに事情があり、生活があるんです。一人の人間として向き合うことで、求職者の方々の人生や生活に寄り添っていくことがなにより大切だと思っています。せっかくのご縁で出会えた求職者の方々には、応募されたお仕事とのマッチングだけではなく、その方の希望に沿った別のお仕事を探したりすることで、一期一会の機会を出来るだけ大切にします。

僕たちが得意にしている仕事のジャンルは「ITエンジニア」「Webデザイナー」「オペレーター」といった職種の支援が中心です。もちろん一般事務や受付といった職種の方もいらっしゃるのですが、ある程度得意なジャンルを絞っていくことで、働きやすく条件の良い、安定したお仕事を求職者の方に支援することができるんです。

人材事業の本質は「人間力」

「人材事業にはどんな人が向いていますか?」という質問が良くあります。僕が考えているのは、ホスピタリティ精神が強く、価値観の異なる人とも上手く仕事ができる柔軟性のある人。数字よりも人の喜びを大切に考えることができる人。そして何より、人と接するのが好きな人。

2023年度に、1名新卒社員が入社してくれました。もちろん新卒なので社会人経験はありませんが、明るい人柄と人の懐に入る力は抜群のものを持っていたんです。彼女がすでに大活躍してくれているところを見ると、人材事業は「人間力」そのものだなぁと実感させられます。経験がある他のメンバーも、誰かのために何かをしてあげることが好きな「利他の気持ち」を持っていたり、誰かと喜びを共有することに生きがいを感じている人などもいます。だからこそ、明るいチームになっているとも思いますね。幸せそうじゃない担当者に、スタッフは自分の人生を預けることはできませんよね。

僕らの仕事はお客様も「人」、スタッフも「人」です。なので、人間関係にまつわるトラブルも日常的に起こります。感情を扱うからこその難しさもあるし、決して良いことばかりではないと思っています。だからこそ、自分が誰かのためにおこなった仕事で、お客様もスタッフも幸せになってくれることが何よりの喜びです。僕らの仕事は決して派手ではない、地道な仕事かもしれません。でもその日々の地道な積み重ねが、人の幸せに繋がっているんだという実感はありますね。

登場社員プロフィール

佐藤 嘉晃

取締役

佐藤 嘉晃

■入社年月
 1997年4月
■プライベートの近況
 学生時代の友人達と屋形船に乗ってきました
■最近の仕事で嬉しかったこと
 若手メンバーの成長が目覚ましいこと!!

わたしたちは「会って納得する採用」を大切にしています!
当社に興味を持っていただけたら、
ぜひ一度当社の説明会にお越しください。
    みなさんにお会いできることを楽しみにしています。    
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