”ゆうじさん”に突撃!「家族に自慢できる会社」の文化がみえてきた話

社員からは”ゆうじさん”と呼ばれ、代表取締役社長であるにも関わらず、社員ともラフにコミュニケーションをとっている姿がとても印象的な月岡社長。 メディアネットワークをどんな会社にしたいのか―――その熱い想いを伺いました。 (取材・文 竹治 昭宏)

この記事のポイント この記事のポイント
  • 僕らが目指すのは「家族に自慢できる会社」です
  • 当社の持つ文化、脈々と続くDNAを感じて理解できる社長インタビューです
  • 何度でも読み返したい、新入社員へのメッセージと期待も語ります!

”ゆうじさん”のご紹介

メディアネットワークの社長を務める月岡祐二です。
当社は上司であっても役職で呼ばないので、社員はみんな僕のことを名前で“ゆうじさん”と呼んでくれています。

僕が社長になったのは東日本大震災のあった2011年。先代が築いた経営理念と行動指針を引き継ぎましたけど、僕は自分の経験から、変化の激しい社会の中で会社がどのように変化に対応して、どのような将来を築いていくべきか、新たなビジョンが必要だなと感じたんですよね。当時は、僕らが構成する3つの異なる事業の関係は希薄だったので、一体感を生みだすことが重要だと考えました。実務の目標を追求するだけじゃなくて、文化の醸成や組織の形、採用、教育まで、目指す会社の在り方を模索しましたね。

家族に自慢できる会社づくり

悩みに悩みを重ねて、まず僕は「社員が家族に自慢できる会社」を目指そうと思ったんです。

「社員が会社や仕事、仲間のことを家族に笑顔で話してくれること」。それって何よりの幸せじゃないですか。それこそが僕たちの目指す将来像なんだと。どんな会社なら僕ららしいのか、成功なのか、働き続けられるのか、継続するのか。そんなことを考えていたら、うつ病で休職した社員や出社に後ろ向きな社員たちのことを思い出したんです。それから、小学生が帰宅した後に、お母さんにニコニコしながら学校でのでき事を話す姿がふと浮かんできて。「勉強は嫌いだけど学校は楽しいものだったな」と。

「仕事は厳しく、会社は楽しく」
仕事は厳しいかもしれませんが、会社が楽しい場所であれば、社員たちは笑顔で会社に来るでしょう。家族に楽しいことや嬉しいことを話してくれれば、社員たちが仕事で困難に直面した時でも家族が支えになってくれるでしょう。働き続けるには家族の支えが不可欠なので、僕は、社員が家族に自慢できる会社を目指そうと決めたんです。

当社の文化と共通の価値観

僕が社長に就任して、10年を迎えようとする頃だったと思います。当社の文化と考え方のベースを改めて整理して、僕たちメディアネットワークが会社として社会に約束し、発信するメッセージを定めたんです。
それが、「MNWK WAY2020」です。
※「MNWK」は当社(Media Network)を省略して表記する際に使っています。

MNWK WAYは経営理念、CREDO、基本行動指針、禁止九訓という4つのパートで構成されています。学生さんたちからは、「CREDO」と「禁止九訓」が他社にはない特徴的なものだと良く言われますね。CREDOは、僕らが社会に対して結ぶ「約束」のこと。約束を発信すると同時に、僕らにも責任を課しているんです。
禁止九訓は、「こういう人とは働きたくない」という9つの項目です。出会う全ての人から好きになってもらうことって、好みや相性があるのでやっぱり難しい。でも、万人に嫌われない努力は出来る。僕らはそう考えています。それって、社員に課す厳しいプレッシャーや強制でもなくて、人間関係を築く基本的なことだと思うんですよね。社会で生きていくための最低限のルールというか。

後は、メディアネットワークの社員として、いつでもベースにあってほしい気持ちや考え方というのもあるんです。いってみれば創業から30年以上続いている僕らのDNAです。これは会社として社外に発信するものではなくて、社員に求めている考え方であり、大切にしてほしい気持ち。

【きょうそう】という言葉なんですが、【競争】【共走】【協創】という3つの言葉を表しています。競争は分かりやすくて、競うこと。結果を出すために切磋琢磨して、成長することです。同僚やパートナーとの競争だけではなくて、自分の弱さとの競争というのも大事です。共走は、相乗効果を生むためにチームで戦うこと。僕らの仕事は一人で完結するものは何ひとつないんです。自分たちの武器を明確にしたうえで、パートナーと協業し、結果を出していく。そして3つめの協創は、協力して創り出すこと。自社ブランドのサービスや、当社の文化を含めて「家族に自慢できる会社」はみんなが協力するからこそ創り上げられるものだと考えています。

コミュニケーションを大切にした会社の文化

CREDOでも約束していますが、僕らは「コミュニケーション・カンパニー」です。コミュニケーション・カンパニーについては「3分でわかる!コミュニケーションを仕事にするということ」で詳しく解説をしているので、ぜひ読んでみてください。

コミュニケーションを大切にして、そして生業にしている僕らは、コミュニケーションの難易度を4段階で表す「コミュニケーション・ピラミッド」というモデルを独自に作っています。

これは社員のキャリアアップや定期的な評価指標としても活用しています。礼儀やマナーは基本的な要素としていうまでもないですが、ピラミッドの最上位に置いているのが「あうんコミュニケーション」という考え方です。阿吽の呼吸という慣用句がもとになった造語なんですが、経験や知識にもとづくだけでなく、相手の微妙な調子や気持ち、直感を含む六感全体を使って相手を理解し、伝達する力。これだけ文化や価値観が多様化している現代ですからね。相手に理解を強制するんじゃなく、プロフェッショナルとして相手に必要なことが伝わるよう表現していかなくてはいけません。それが僕らの求めているコミュニケーションです。

コミュニケーションが大切なのは、ビジネスの場では言うまでもありません。そして僕らにとっては会社の文化そのものであり、すべての道しるべなんですよね。プライベートで考えると分かりやすいと思いますが、友人関係でも恋愛関係でも、人間関係を構築するときってコミュニケーションは欠かせない。どうしたら相手との距離を縮められるか?相手に興味を持ち、お互いを理解していけるだろうか。それには言葉だけじゃ足りなくて、改まった(=フォーマルな)コミュニケーションだけでも足りない。インフォーマルコミュニケーションという、改まった場ではない雑談や会話、感情のキャッチボールといった日々のなにげないやり取りでお互いが何を大切に思っているかを感じることが何より大事なんです。

そのために僕らは、対面でのコミュニケーションを大切にしています。コロナ禍で多くの会社がリモートワーク主体に切り替えましたよね。もちろん僕らも不測の事態に対応できるような環境は整えているんですが、基本は対面です。社員がいつでも、誰とでもコミュニケーションを取れるように、オフィスはすべてフリーアドレスにしました。僕も新入社員の横に並んで仕事をするんですよ。新入社員からも、”ゆうじさーん”って声をかけてもらっています。イベントも大事。夏祭りや忘年会なんかは、全社員が集まってコミュニケーションを取れる貴重な当社ならではのイベントだと思います。こういった機会を作りながら、良好な人間関係を作っていく。それが僕らの「コミュニケーション・カンパニー」としての文化になっていくんだと思っています。

僕らはプロ・ビジネスパーソンだ

新人研修の冒頭で、僕は新入社員に対して必ず伝えるメッセージがあるんです。「お給料をもらう以上、僕らはプロである」。プロのスポーツ選手は、華々しく憧れられる職業だからプロというのではなく、スポーツを仕事としてお金をもらっているからプロなんだ。僕らもいわば「プロ・ビジネスパーソン」であり、プロとして結果を出す責任があります。みなさんは社会人としての仕事を経験していないかもしれませんが、社会に一歩踏み出せばプロとしてやっていかなくてはならないんです。

例えば、僕らは「始業時間よりも早く来い」とは決して言いません。ですが始業時間が僕らにとってはプレイボールの合図で、結果を出す試合時間が始まります。プロが試合の始まるギリギリに到着したり、始まってからストレッチする人はいませんよね。
プロなら結果を出すために準備をしっかりやるんじゃないかと。

いろいろと語ってしまいましたが、就職活動でも大切なのは対面コミュニケーションです。ビジネスでも就活でも、根本は同じ、人間関係。僕らは、採用活動のコンセプトとして「会って納得する採用」を掲げています。僕らと志を同じくする皆さんと、ひとりでも多くお会いできることを楽しみにしています。

登場社員プロフィール

月岡 祐二

代表取締役社長

月岡 祐二

■入社年月
 2002年11月
■プライベートの近況
 疎遠だった高校時代の仲良かった友人と定期的に会うようになった
■最近の仕事で嬉しかったこと
 はにかんだ笑顔と共に受注報告を受けたこと

わたしたちは「会って納得する採用」を大切にしています!
当社に興味を持っていただけたら、
ぜひ一度当社の説明会にお越しください。
    みなさんにお会いできることを楽しみにしています。    
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