メディアネットワークの選考ってなにするの?
最近の新卒採用は早期化が進み、まだ自分のやりたいこと等を突き詰められないまま選考が始まってしまう…なんてことも。
選考って何のためにしているのか。どういう人に仲間になってほしいという思いで選考を準備しているのか。
「とことん学生目線で考える」当社の選考についてお伝えしていきます。
(取材・文 竹治 昭宏)
- 当社の選考は会社が一方的に選考するのではなく、「相互理解」を最も大切にしています
- 採用担当者のインタビューを通して、当社の選考フローや考え方がわかります
- 入社したばかりの社員の声を聞くことで、実際のところどんな選考なの?がリアルにわかります
初めまして。メディアネットワーク採用担当の高野です。私は2015年に中途として入社しました。最初は、人材営業としてエンジニアの方々の支援をしていました。その後、産育休を1年2ヶ月取得し、人材営業としての経験を活かせるということで総務部の採用担当として復職しました。今は、時短勤務で働きながら、採用や教育の業務に携わっています。皆さんとお会いすることも多いポジションとして、メディアネットワークの採用についてお伝え出来ればと思います。よろしくお願いします。
メディアネットワークの
選考フローって?
――はじめに、メディアネットワークの選考フローをお伺いできますか?
はい。基本的に選考フローとしては一つなんですが、当社を知ったタイミングによって参加頂く内容が変わりますね。1つは、各学校に提出している求人票から当社を知っていただき、会社説明会に参加、エントリーシートによる書類選考、一次面接、会社体験と適性検査、役員面接、内定と進んでいくというものです。
もう1つは、当社の説明会よりも前に学内説明会や外部の採用イベントで当社を知っていただき、当社主催のオープンカンパニーやインターンシップに参加してもらうフローですね。その後書類選考や面接等の選考フローは、採用イベントの参加不参加に関わらず、特に変わりはないです。
――どういう意図で選考フローを用意しているんでしょうか?
そもそも、私たちの採用活動では「相互理解が大切だよね」という考え方をしています。一方的に当社が選考するのではなく、お互いがお互いを理解するからこそ、当社に入りたいと思ってもらえるし、私たちも入社して欲しいと思う。選考の中で学生の皆さんから違うな、と思われてしまうこともあって当然ですし、違うと思うなら辞退していただいた方が良いとも思っているんです。
だからこそ、説明会だったり、その前に実施しているオープンカンパニーやインターンシップ等は選考目的ではなく、業務の理解だったり、社風の理解に繋がるようなコンテンツを盛り込んでいます。オープンカンパニーやインターンシップってそもそも就業体験なので、そういう要素は当たり前にあると思うんですけど、実際の業務になるべく寄せて入社した後に自分がどういう仕事をすることになるのかの具体的なイメージが沸くような内容にしています。
後は、必ず社員との1on1を盛り込んでいますね。会社の雰囲気を理解するのに一番分かりやすいのが色々な社員との交流だと思っています。どんな人がいるのか、どんな考え方をするのかがわかると、会社の大切にしていることも見えてきますよね。だから、最低でも4人、加えてランチにも現場社員に同席してもらっているので、沢山の社員とコミュニケーションを取ってもらうことを大切にしています。選考が進んだ時に、社風へのミスマッチがゼロになっていることを目指しています。
――実際の選考に入る前に会社理解が進んでいるんですね。
はい。どんな仕事をするかも大切だとは思いますけど、どんな環境で誰と仕事をするかの方がもっと大切だと考えています。やはり、入社したからには長く続けて欲しいじゃないですか。これからの生活の中で、一番長く過ごす環境が自分にとって合わないものだと続かないので、そのミスマッチが起こらないように、丁寧に伝える努力をしています。
オープンカンパニーやインターンシップは参加しないと選考に進めないというものではないですが、自分がどういう環境で働きたいのかのイメージを膨らませることが出来るものだと思っています。当社でやっているものに限らず、就職活動を進める上で参加した方が良いと思いますね。
――選考ごとに大切にしているポイントがあれば教えてください。
全ての選考で大切にしているのは、これまで話してきた通り会社の文化や考え方に共感してもらえているかですね。コミュニケーションへの考え方だったり、学ぶことへの姿勢だったり。
面接は2回あり、1回目は現場の部門長、2回目は社長含めた役員の面接です。現場の面接では、部門メンバーとしての相性を重点的に、役員面接では会社との相性を重点的に見ているというのはありますが、ポイントは大きく変わらないと思いますね。適性検査も行いますが、面接をする上での参考資料としてなので、合否もないんです。
適性検査と同じタイミングで会社体験も行います。これは業務内容についてより細かく話したり、社内を案内したりと、皆さんに働くイメージを付けてもらうための内容になっています。選考の中でも相互理解を大切にしているので、学生の皆さんにも選考の中で当社の理解を深めてもらいつつ、違うと思ったら辞退してね、と伝えていますね。
――なるほど。ここでも相互理解なんですね。
なので、選考はほとんどが対面で行っています。もちろん、遠方だったりどうしてもの場合はオンラインで実施もしますが、役員面接は出来る限り対面で行えるようにお願いしています。一度も来たことない会社では、働くイメージがわかないと思いますから。
――選考を受ける学生の皆さんに大事にして欲しいことはありますか?
大変なことを言うようですが、沢山悩むことですかね。学生の皆さんには、沢山の選択肢があると思っています。沢山の中から悩んで、色々比較して、納得して就職活動を終えるのがベストだと思っています。妥協しても良いことなんて一つもないじゃないですか。だから、内定をお出しした学生さんに返事を待ってほしい、と言われた場合は内定式直前まではお待ちしています。それだけ悩んで、最後に当社を選んでいただけたら私たちも一番嬉しいですしね。その代わりに、「こういう会社と比較して悩んでいるんです」っていうのも正直に言ってもらっています。そこは当社のごり押しをしたいからではなく、選ぶ上でのアドバイスだったり相談にものってあげられるので。その結果、当社を選んでくれたこともあれば、辞退になったこともありますけど、納得してのことなので「頑張ってね!」とお見送りしていますね。
――少し話は変わりますが、外部の採用イベントにも参加されているんですよね。
学内説明会だったり、SNSでお知り合いになった方からイベント参加のお誘いを受けて参加したり、さまざまですね。会社の説明をすることもあれば、ほとんどせずにいるイベントもあります。
――イベントを実施する上で、どんなことを意識されていますか?
ゆうじさん(月岡社長)からは「当社に入らなかったとしても、当社のイベントや選考に来たことが学生の皆の糧になるようにしなくちゃダメだよ」って言われています。学生の皆さんは、忙しい中で、わざわざ当社のために時間を割いてくれているんだから、それに対して学びや得たものがないと絶対に良くない。そう言われてから、採用のゴールは採用だけじゃないんだって考えてインターンシップの企画をしたり、イベントに参加するようになりましたね。別に、会社の説明をしなくても興味を持ったら調べてくれると思っているので、そこに固執せずに相互理解になるように対話をしながら一人一人に寄り添うことを心掛けています。
――過去のイベントについて、学生の方からの反応を教えていただけますか?
ありがたいことに、明るく、仲が良さそうな雰囲気を好ましく感じて頂けているなと思っています。イベントを通して、社員の雰囲気が良く分かったことが、内定受諾の決め手になったとも言っていただけているので、やってきたことは間違いではないんだなと思っています。
――ありがとうございます。続いては、実際に新卒で採用されたR.SさんとM.Mさんからお話を伺いたいと思います。
内定の喜び。
選考体験を振り返って
――まずR.Sさんから、興味を持ったきっかけについて教えてください。
就職課の先生からメディアネットワークを薦められたことがきっかけです。インターンシップをやっているので興味があれば行ってみたらと言われて知りましたね。
――M.Mさんはいかがですか。
私は学校がオンラインで開いた就職支援の講座に参加したときに、会社を知りました。高野さんとよしてるさん(佐藤取締役)のやりとりを聞いていて年は離れているように見えるのに仲がよさそうだなと思ったのが興味を持ったきっかけです。その時は直接お話しすることはなかったんですが、対面での説明会があることがわかったので、即申し込みをして(笑)。説明会では、ゆうじさん(月岡社長)やよしてるさん(佐藤取締役)も顔を出してくださったり、最初に感じた印象通りの会社だったので、この会社で働きたいと思うようになり選考を受けることを決めました。
――お二人とも学校との接点がきっかけだったんですね。M.Mさんは知ってすぐに説明会に参加したとのことですが、R.Sさんはどうでしたか?
自分は先生に薦められたインターンシップに参加しました。コロナの真っ只中だったこともあり、オンラインではありましたが、会社説明と、テトリスのようなゲームをチームで開発する課題を1日で行うプログラムでした。オンラインだったので実際に会社に行くことはなかったんですけど、社員の方とお話しする機会もあってよかったです。
――お二人共、そのまま選考に進まれたんですか?
はい。自分はインターンを経験したおかげで会社のことや社員の方はある程度わかっていたので、スムーズに選考に進むことが出来ましたし、面接官の方もインターンでお会いした方だったので緊張せずに自分らしく答えることができました。インターンに参加していたことが面接の自信に繋がりましたね。
そうですね。私も対面の説明会に参加したことで会社の雰囲気も分かっていたので、すぐにエントリーしました。面接では、学生である自分たちの話に興味を持って聞いてくださるので、全く緊張しなかったです。
――選考時の印象を教えてください。
自分は他に3社くらい受けていたんですけど、一番早く内定が出たのが当社です。内定が出た後も他社を受けていましたが、社風だったり、仕事への取り組み方が自分の考えと一番合っていると思ったので、入社を決めました。役員面接は最初少し緊張しましたが、みなさん積極的に反応してくださったので、途中から気持ちもほぐれて会話が弾みやすかったです。一次面接でお会いした部門長の低音ボイスが最初少し怖かったのはここだけのナイショの話です(笑)。
私は最初、広告営業を志望して当社にエントリーしたんです。一次面接の際に、色々とお話をする中で私の性格は人材営業に向いていると思うからそちらで選考を受けてみないか?とお声がけを頂いたんです。
――思い描いていた仕事とは違う仕事を薦められたのは驚きませんでしたか?
正直びっくりしました(笑)。でも、私はこの会社で頑張りたい気持ちが強かったのと、親身に話を聞いてくださった上で、こういう仕事が向いていると思うけどどう?と聞いてくださったので反発心とかはなかったですね。他社なら落とされるところを、当社の文化には合っているからこそ、そういう選択肢もあるよと委ねてくださったことが嬉しかったです。
――会社との相性を大切に考えてくださったんですね。
はい。最初にやりたいとエントリーした仕事ではないから辞退してもいいんだよとも言っていただけたのですが、この会社が良いという想いが強かったことと、私の個性に合った部署を一緒に考えてくださったのが嬉しかったのでアドバイス頂いたポジションに変更して選考を受けました。4月後半には内定をいただき、すぐに受諾することを決めました。
――最後に、入社の決め手を教えてください。
雰囲気がよくて、社員の方が仲良さそうだったことが大きいですね。話しやすそうな印象を受けて、入社を決めました。選考も親身に対応してくださって、この会社だと思いました。
やはり雰囲気の良さが大きいです。社員同士の仲が良く、垣根が低い感じがします。皆さんが楽しそうに仕事をしている姿を見て、私も一緒に頑張りたいなと思って入社しました。
――ありがとうございます。本日は貴重なお話をありがとうございました!
選考というと仰々しく聞こえますが、あくまで学生が会社を理解し、会社が学生を理解する機会。この双方向のコミュニケーションこそが、双方にとって納得のいく採用につながっていきます。
登場社員プロフィール
コーポレート事業 総務職(採用担当)
高野 愛子
■入社年月
2015年4月
■プライベートの近況
子供がポケモンにはまり、ポケモンのイベント三昧な夏を過ごしました!
■最近の仕事で嬉しかったこと
「お話出来て良かった」「相談して良かった」と言って頂けること。
システム関連事業 IT企画職
R.S
■入社年月
2022年4月
■プライベートの近況
動画配信サービスのサブスクに入会してたくさん映画を見てます。
■最近の仕事で嬉しかったこと
自分で設計し、制作したシステムが喜んでいただけたこと。
人材事業 人材営業職
M.M
■入社年月
2023年4月
■プライベートの近況
会社の部活動(ゴルフ部)で初ラウンドに行ってきました!
■最近の仕事で嬉しかったこと
人材側とクライアント側の両方と交渉し、なんとか成約をいただけたこと!