メディアネットワークの評価の目的
――さっそくですが、評価制度を作られた背景について教えてください。
キャリア形成において、僕は知識や技術を詰め込んで職務能力を上げていくことよりも、人間性を高めて行くことが大事だと思っています。“優秀な営業マン”の前に、まず“優秀な社会人”であれ、と。人間性が高まれば、必要なことは自ずとできるようになると信じているんです。そのために、社員一人ひとり最適なポジションでモチベーションを高めていけるような評価制度を作ろうと思いました。
プレイヤーとしては優秀だがマネジメントは苦手な人や、逆にマネジメント能力は高いのにプレイヤーとして結果が出ない人を、どうやって必要なポジションに配置して本人のモチベーションにつなげていこうかと考えて、現在の評価制度にまとまりました。評価の結果は賞与や給与の決定に用いますが、それだけが目的ではないのです。
――評価方法はどのようなものですか?
評価の機会は年3回、上期考課、下期考課、通期考課があります。
自己評価シートに、4つの項目について自分の行動を深く考え、努力できたか、目標に近づけたかなどを振り返ってもらっています。
【4つの項目】
①社会人としてどうだったか
②メディアネットワークの社員としてどうだったか
③所属部署のメンバーとしてどうだったか
④個人としてどうだったか
その後、自己評価シートをもとに所属部署の部門長とマンツーマンで面談を行い、お互いの意見をすりあわせます。常に自分を見てくれている直属の上司が評価することで、相互に理解を深められるし、具体的なフィードバックができています。それを真摯に受け止めている人は成長していくと感じています。
【評価基準】
項目ごとにA~Eの5段階で評価します。評価基準をオープンにすることで、透明性と公平さを保っています。
【等級】
1等級から12等級まで等級ごとに求められる職務遂行能力が違い、自分の能力向上の目安にもなります。
――社員の評判はいかがでしょうか?
現在の評価制度は、私が事業継承してから作りました。それまでは明確な評価基準もなく、先代の社長が全社員の評価をしていました。なので、社員の一部からは不満とまではいかなくとも、多少ネガティブな意見がありました。
しかし、現在の評価制度になってからは、特に不満や不安の声は聞いていませんね。
ただ、評価シートはすべてフリーハンドでたくさん書くので、「めんどくさい」という意見は聞いています(笑)。
――それは、評価する側も大変ではないですか?
冗談で「めんどくさい」とは言いますが、みんなしっかり真剣に書いているので、評価する方も真剣です。パワーと時間はめちゃくちゃかかります。私は評価シートを正しく見るために、社員の行動は小さなことでも日常的にメモしたりしています。その結果は努力した上で出したのか、努力したけど結果が出なかったのか、努力していないのか、チームの場合は本人がどこまで関与していたのかで、大きな違いがありますから。単純にいい結果が出せたから高い評価、ではなくて、次にどうつなげるのかも見ています。どういう人に育ってほしいかまで考えるので、めちゃくちゃ大変です。
評価制度に込めた、ゆうじさんの熱い思い
――評価を通じて、社員に伝えたいことがあるそうですね。
メディアネットワークには「MNWK WAY」「MNWK DNA」「コミュニケーションピラミッド」という基本方針があって、僕の思いをすべてそこに込めたんです。WAYやDNAは全社員の行動指針になっていて、自己評価の視点として重要視しています。僕も機会があるごとに言葉にしたり、感じてもらっています。
【MNWK(メディアネットワーク) WAY】
経営理念、クレド、行動指針、禁止九訓などで構成されている、いわばメディアネットワークの企業哲学。
【MNWK(メディアネットワーク) DNA】
メディアネットワークの社員としてあるべき姿勢、考え方を表したもの。
【コミュニケーションピラミッド】
コミュニケーションの難易度を表すモデル。「礼儀、作法、挨拶」をベースに、最上位に「あうんコミュニケーション」がある。
メディアネットワークの文化について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
メディアネットワークの中で出した結果だけでは、市場価値にはならないと思っています。会社を出ても評価される力をつけてもらいたい。そんな思いでWAYやDNAを作りました。
優れた教育プログラムや専門性を高める研修が人を育てるわけではない。結果を振り返って自己評価をしたり、不安や迷いを上司と共有したり、いろんなことがリンクして、優秀な人間ができていくんだろうなと思います。転職したり、起業したり、多様な可能性から生き方を選べる人になってほしい。どこでもやっていけるという自信をつけた上で、当社で働きたいと思える会社にすることが僕の役目です。
学生(と社員)に伝えたいこと
――最後に、これから入社する方にメッセージをお願いします。
みなさんの「新入社員らしさ」に期待しています。一般的な言い方だと「明るく、元気で、夢や希望を追っていて、チャレンジすることを恐れない」ことかな。がんばって優等生に見せようとしなくていい。チャレンジを恐れず、先輩にはどんどん甘えてください。甘えられるのは最初だけなので(笑)。質問もどんどんしてください。
――忙しそうな先輩に気軽に声はかけにくい、と思ってしまいがちですね。
それは忙しそうにしている人が良くない(笑)。うちの社員は、質問でも、どうでもいい話でも、いつでもウェルカムなコミュニケーションを大切にしています。先輩は「あの人ヒマなのかな?」と思われるぐらい余裕を見せてほしいと思います。できないヤツほど忙しそうに見せている、とこれは長年社会人をやってきた僕の体感です(笑)。
会社のためではなく、自分のための評価制度、その積み重ねがメディアネットワークの強さにつながっているんですね。貴重なお話をありがとうございました。
社員からみた評価制度
月岡社長が全力を注いだ評価制度、社員はどのように受け止めているのでしょうか。
《評価制度は、メディアネットワークの大切な文化だと思います。》
Y.Nさん
人材事業(2022年中途入社)
定量的な視点(売り上げや案件獲得数など数値化できる評価)でも達成感は感じることができますが、当社の評価制度は数字に表れない部分も評価されるので、とてもポジティブに感じています。
直近の評価シートには「コミュニケーション」の観点で目標に向けてしっかり取り組むことができたことを書きました。お客様に誠心誠意向き合い、課題を会話から探り、言われなくても最適な人材を提案して「さすがですね」と喜んでいただいたこととか。評価シートに向かうときには、常に「メディアネットワーク社員としての振る舞いがちゃんとできているか」と意識することを大切にしています。
評価シートを書いている時点では、自分ができていることはだいたいわかってるつもりでいるんです。でも面談していただくと、僕のふるまいを細かいところまで評価してくれて、自覚できていない部分もちゃんと見てくれている人がいるんだと励みになります。
僕が目指している将来像はかなり目標が高いんですが、ゆうじさん(月岡社長)もよしてるさん(佐藤取締役)も真剣に受け止めてくれます。「みんなにいい影響を与えることができれば、もっと高みを目指せるよ」と背中を押してくださる強い味方です。どこでもやっていけるという自信がつきましたが、僕にはメディアネットワークで目標にしている方がいて、この場所でがんばっていこうと決めています。とても恵まれていると感じるし、僕も後輩や未来の部下が苦労しないような環境を作っていきたいですね。
《公平で透明性が高く、多くの人を救ってくれる制度です。》
J.Sさん
システム関連事業(1999年新卒入社)
メディアネットワークは自主性を大事にしている会社です。『MNWK WAY』に「果敢なチャレンジは失敗しても許される」と書かれている通り、結果と同じぐらい、どう行動したかが評価に繋がります。それが「新しいことにトライしよう」という原動力にもなっています。
また等級が一段上がるごとにひとつ上の振る舞いができるように、しっかり考えられていますね。上位の等級になると、後輩を支えてられているか、部署を横断した繋がりが作れているかなど、組織をまとめる力が求められるので、以前と同じようにやっていてはダメだと気付けます。ゆうじさん(月岡社長)は常に評価制度のブラッシュアップを考えていて、最近では評価基準がより明確になりました。すべての社員がどう行動したらいいのかという指針がはっきりしたので、救われた人は多いんじゃないでしょうか。
WAYやDNAは社員にとってお守りみたいなものです。ブレてるな、ダメだな、と思った時に、自分の進む道を示してくれるような。人間、マイナスになった時にどうがんばれるかが大事。みんなの心のどこかにあって、それがメディアネットワークらしさになっているんじゃないでしょうか。
私の今の目標は、みんな一丸となって前に出られるような状態にしていくことです。誰も取り残さずみんなが一斉に進んでいければ、もっと遠くへ走れるはずです。その一歩目を踏み出すのはオレだ!と言いたいんですが、当社は一歩目を踏み出したい人の集まりなので、踏ませてくれないかなー(笑)。
おふたりの答えの中に、月岡社長の想いがしっかりと表れていて、さすがコミュニケーションカンパニーだと感じました。成長できる環境が用意されている、それがメディアネットワークの良さだと再確認できたインタビューになりました。
登場社員プロフィール
代表取締役社長
月岡 祐二
■入社年月
2002年11月
■プライベートの近況
疎遠だった高校時代の仲良かった友人と定期的に会うようになった
■最近の仕事で嬉しかったこと
はにかんだ笑顔と共に受注報告を受けたこと
人材事業 人材営業職
Y.N
■入社年月
2022年7月
■プライベートの近況
日中にサッカーをやりすぎて、真っ黒です。
■最近の仕事で嬉しかったこと
クライアント様に、内藤さんじゃないと担当嫌だって言ってもらえたことです(笑)
システム関連事業 IT企画職
J.S
■入社年月
1999年4月
■プライベートの近況
美味しい豚バラの生姜焼きを求めて旅行を画策中。
■最近の仕事で嬉しかったこと
暑い中対応ありがとうございます。と言われたとき。
メディアネットワークのメンバーとして一段上へ
――ついに新入社員卒業ですね。まずは、現在の仕事について教えてください。
テレビ局でのシステム開発に加えて、その保守業務も任されるようになりました。システムトラブルは365日24時間いつ発生するかわからないので、担当の日は夜中もどこか気が抜けない気分になります。責任も重くなりましたが、やりがいも増えました。
年目は与えられた業務をゼロから説明していただいていましたが、今は自主的に動けるようになりました。もう甘えてはいられないなと思いますが、まだ時々先輩方に助けられています。
僕は1年目とは別の現場にうつって勤務をしています。今回もテレビ関連の現場で、ニュース番組のシステムを管理する部門に携わっています。
人材事業は非IT系(事務職や営業職など)と、IT系のフィールドに分かれています。1年目は非IT系の担当でしたが、2年目になって両方のフィールドを任せてもらえるようになりました。IT系の業務はプログラミング言語だったりお客様から提示される人材に求められるスキルの情報が圧倒的に増えるので知識の習得に苦労しています。それと今は先輩のサポートを受けずに1人でお客様先へ訪問するようにもなり、仕事の幅が広がりました。
いよいよ後輩がやってくる、その時の心境は?
――先輩という立場になった、その時の心境を教えてください。
エンジニアならではの意見かもしれないですが、私よりスキルの高い後輩が入ってくるかも、という怖さがありました(笑)。先輩らしい姿を見せなくてはと、身の引き締まる思いでしたね。
入社したての頃に一つ上の先輩の仕事ができる姿を見ていたから、後輩から僕もあんな目で見てもらいたい、でも見てもらえるかなとちょっと心配もしたな。
すごくわかる!先輩を見て「1年後は私もこうなっているのか」と思っていたけど、自分はそうなれてるのかな。
僕も当時の先輩と同じ場所に立てているのか自問して、ちょっと焦っていました。
私が所属している人材事業には新人が入ってこなかったので、「メディアネットワークに入ってくれてありがとう!」という気持ちが大きくて、後輩に会うのをただ楽しみにしていました。仲良くなるきっかけをたくさん作りたいし、先輩方にやっていただいたことを今度は私がやる番だと張り切っていましたね。
M.Mさんらしいね。僕の場合はちょっと特殊で、実はシステム関連事業に入ってくれた後輩が、偶然学生時代の友人だったんです。だから後輩感が薄くて…。
仲間が増えた、ぐらいの気分?(笑)。
その感覚の方が近いかも。たまたま現場も同じになったんだけど、開発チームが別だから、使ってるプログラミング言語も違うし、先輩として教えてあげられることは社会人のマナーとか。
先輩らしい(笑)!
あと、エレベーターの場所とか(笑)。
それも大事だけどね。
僕は現場も違うし、後輩とあまり会えないのが残念だな。
一番後輩と接しているのは、本社勤務のM.Mさんだよね。
確かに新人研修の期間は2人とも本社にいたし、一番身近な先輩は私だったかな。部署が違うので業務の事は教えてあげられないけど、時間を守るとか、“報連相”がいかに大事かとか、社会人として基本的なことを伝えるようにしていました。ちょっと年次が上の人からだと言いづらいようなことも、年の近い立場だからこそ聞いてもらいやすいんじゃないかなと思って。2人とも素直で飲み込みも早いので助かりました。
――23卒組は本当に仲がいいんですが、後輩ともいい関係を築くために意識したことはありますか?
親しみやすさを特に大事にしていました。去年の僕たちが抱いていた不安を思い出して、なるべく安心してもらえるようにしようって話したよね。
メディアネットワークは先輩方が寄り添ってサポートしてくれる環境で、とても居心地がいいんです。なるべく先輩風を吹かせないよう、息抜きぐらいの存在でありたいと。
新入社員が自主的に動いて先輩と関係を築くのは難しいと思うんです。だから直接会う機会があるときは積極的に業務以外の話もするようにしました。せっかくメディアネットワークの社員になってくれたんだから、コミュニケーションを始めとして私たちが大切にしていることをたくさん感じてほしい。
まずは私たちがお手本を見せないとね。私たちってがんばっている姿をあまりアピールしなくて、見えないところで努力してしまいがち。でも後輩の前ではちゃんと見せていきたいな。成長の機会をたくさん作ってあげたい。
入社前から始まる交流で、すっかり仲良しに。
――メディアネットワークには内定時から社員と交流する機会があるそうですね。
入社後にスムーズになじめるよう、高野さんたち(採用担当者)が何度か交流する場を設けてくれましたね。
内定が出た時に1度オンラインで初顔合わせをして、その後10月の内定式の後に対面で会う機会もありました。実は私たちが内定者の時にやった懇親会では、緊張して先輩にうまく話しかけられなかったんです。でもその時、先輩方が盛り上げてくれて空気がぱっと変わったことが印象に残っています。
その点、今年の懇親会の雰囲気は違ったよね。僕の学生時代からの友達がいることもあって、最初から打ち解けていて、先輩としてフォローしたこととか記憶にないな。
そう?着慣れないスーツを着た後輩も緊張していたけれど、こっちの3人も緊張して見えたよ(笑)。緊張しないように、メディアネットワークの雰囲気などたくさん話したのを覚えているな。
お互いの自己紹介をしたときに見せた僕の昔の写真でなぜか盛り上がったよね…。それで和んだのは良かったけどね(笑)。
入社後にも後輩2人と私たち23卒組だけで社内で集まる機会を作ったんです。2人に楽しんでもらえるように食べ物ややりたいことのリクエストを聞いて用意しました。入社後初めてゆっくり話せる時間ができて、さらに親密になれたと思います。
――最初からスムーズに関係が築けたんですね。最後に先輩として、メッセージをお願いします。
新人時代はあっという間に過ぎます。たくさん質問できるのも今のうちなので、聞けることはなんでも聞いて、自分で動けるようになったほうがいいですよ。
確かに1年目って、あっという間だったね!
僕は「一緒にがんばろう!」と伝えたいです。
来年も新たな後輩を迎えるので、一緒に成長していきたいと伝えたいです。年齢が近いので気軽に相談くださいね。全力でサポートします!
来年はぜひ私も同じ現場に直属の後輩を迎えられると嬉しいです。早くそういう立場にならないと、スキルアップしないなとも感じています。エンジニア志望のみなさん、メディアネットワークはいい会社なのでぜひ来てくださいね!
この座談会も最終回を迎えました。4名の交流を通じてメディアネットワークの雰囲気や若手の仕事内容、人間関係などを垣間見ていただけたでしょうか。座談会を重ねる毎に成長している姿が印象的でした。これからの活躍に期待しています!
登場社員プロフィール
人材事業 人材営業職
M.M
■入社年月
2023年4月
■プライベートの近況
会社の部活動(ゴルフ部)で初ラウンドに行ってきました!
■最近の仕事で嬉しかったこと
人材側とクライアント側の両方と交渉し、なんとか成約をいただけたこと!
システム関連事業 ITエンジニア職
M.A
■入社年月
2023年4月
■プライベートの近況
いろんな県に出かけています!姉の引っ越しで大阪に行ったり、長野に川下りしに行ったり、近々沖縄にも行く予定です!
■最近の仕事で嬉しかったこと
私が初めて参加した大きなプロジェクトである「津波予報をテレビに表示するためのシステム」のリリースが近づいていて、画材のチェックに携わったり、顧客との打ち合わせにも同席出来ていることがうれしいです。
システム関連事業 ITエンジニア職
D.O
■入社年月
2023年4月
■プライベートの近況
上高地に行ったこと。
■最近の仕事で嬉しかったこと
複数のタスクを持って作業をしていること。
システム関連事業 ITエンジニア職
T.T
■入社年月
2023年 4月
■プライベートの近況
有給を使って実家に帰ってゆっくりしてきました。
■最近の仕事で嬉しかったこと
作成した画面がちゃんと想定通り動いた時とき。
夏を楽しむ、それが夏祭りの目的です
――さっそくですが、夏祭りはメディアネットワークにとってどんなイベントですか?
夏季賞与授与式の後に開催しているイベントです。社員が楽しみにしているイベントのひとつで、外部の会場を借りて行っています。この日は客先常駐の人も含めて全員集合する、貴重な交流の機会です。でもなにより「みんなで夏を楽しみたい!」という気持ちが一番強いですね。
――まさに、お祭りですね。メディアネットワークならではの工夫はありますか?
夏と言えば浴衣!ということでほとんどの社員が浴衣で参加しています。先輩方が浴衣を貸してくださったり、着付けができる社員もいるので、みんなで特別な装いを楽しんでいます。イベントもリラックスした雰囲気になるし、いつもと違う非日常感がたまりません。
――銀座で浴衣!それだけでもワクワクしますね。日頃の疲れもスッキリしそうです。イベントではどんなことをするんでしょうか。
全員で楽しむイベントなので、歓談の時間をとても大切にしています。普段会えない社員とゆっくり話したいという声が多く、時間も長めにとっているんです。みんなおしゃべり大好きということもあり、あっちこっちで話し相手を見つけてはおしゃべりに興じています。
あとはチーム対抗のゲームもやります。夏祭りには毎年テーマがあって、今年は“メディアの夏、世界の夏”にしました。円安でなかなか海外旅行に行けないけど、気分だけでも味わってもらいたいな、と。演出にもこだわって、ゲームはコインチョコをチップに見立てて、それを賭けるカジノスタイルにしました。最も盛り上がったのが、ペットボトルを投げて誰が一番最初に着地させるかという、SNSでも人気のボトルフリップゲーム。たかがペットボトルを立てるだけなのに、みんな異様に盛り上がって、もうフェスか!っていうぐらい会場が沸きました(笑)。メディアネットワークの一体感のものすごいパワーを見たって感じです。
新入社員、はじめてのイベントはどうだった?
――新入社員にとっては入社後初めての大きなイベントですね。今年は2名の方が入社したそうですが、楽しんでいましたか?
入社してまだ3ヵ月なので、みんなにもっと知ってもらうきっかけにしたいと、クイズのネタにさせてもらいました。しっかりもののM.Kさんのほんわかした一面や、豪快なJ.I君にこんな渋い趣味があったのか!など、新たな発見もあり、ぐっと距離が近づいたと思います。
また入社後から取り組んできたグループワークの発表も行いました。グループワークは新人研修の一環で、部署の違う二人が協力して一つのものを作り上げること、また、自分達を知ってもらうことを目的にしています。2人は自己紹介動画と「自分達と社員の相関図」を作ってくれたんです。相関図は社員全員に聞き取りを行った力作です!社内でもすごく話題になりました。
――相関図、ちょっと見せていただきましたが、ユーモアいっぱいですごく面白い!センスを感じます。
傑作ですよね!もちろん自己紹介動画も、ふたりの人柄が全社員にばっちり伝わる素晴らしい出来でした。動画の告知ポスターまで作って、積極的に見てもらえるような工夫が皆が楽しんでくれた秘訣かなと思います。
実は、ふたりは夏祭りの準備も全力で協力してくれていて、相当忙しかったと思います。業務にもまだ慣れない中、打ち合わせにも常に顔を出してくれていました。本当に感謝しています。
――メディアネットワークにぴったりの人柄!これからが楽しみですね。
楽しいだけじゃなく、サプライズも
――ところでこの日、誰も予想してなかったいいことがあったそうですね。
そうなんです、思いがけず感動のできごとがありました。人材事業が3月にゴールデングローブ賞を受賞し、その賞金で人気テーマパークに行ったそうです。そのお礼を伝えたいということで、夏祭りの中でその場を設けました。そこでまずその日の様子をショートムービーにして報告してくれました。それだけではなく、全社員分のお土産とおしゃれなアルコールスプレーを用意してくれていたんです。これにはみんなびっくりしました。
自分たちの賞金を社員のために使ってくれたことにも感激しましたし、夏祭りがそんなすてきな場所になったことも、とても嬉しかったですね。
――とても仲良しでうらやましいです。ところで、このイベントも帰属意識委員会が企画しているんですか?
その通りです。4月から準備が始まり、会場の選定から企画、会場の装飾作りまで、若手だけでがんばってやり遂げてくれました。自分たちでイチから考えて、最後までやり通す、その力がメディアネットワークらしさだと思います。帰属意識委員会に入りたいというメンバーが年々増えていて、頼もしいです!
イベントを通じて、メディアネットワークにいてよかった、楽しい、と思ってもらいたいとおっしゃっていた花岡さん。その想いがイベントだけではなく、会社の雰囲気にも表れていると感じました。ここで働いて良かった、楽しい、そんな会社、最高ですよね。
登場社員プロフィール
コーポレート事業 総務職(採用担当)
花岡 みなみ
■入社年月
2022年1月
■プライベートの近況
計画的に貯金をして、念願のハワイ旅行に行ってきました!
■最近の仕事で嬉しかったこと
次の4月に入社する内定者と色々なお話ができたこと。
「期末賞与授与式」から見えてくる、会社の成長性
――メディアネットワークには夏期賞与と冬期賞与に加えて、「期末賞与」もあるんですね。「期末賞与授与式」は重要なイベントだそうですが、どのような内容ですか?
期末賞与は年間の業績結果をもとに利益を社員に還元する賞与で、一人ひとりの努力の結果が実感できる機会になっています。
「期末賞与授与式」は各部の業績報告から始まります。システム、広告、人材という3つの事業全体の動きを社員全員が理解することで、会社の進むべき方向が正しく共有できていると思います。
――各事業の成長性や課題が見えると、期末賞与の額にも重要な意味が感じられますね。
その通りです。なぜ賞与が出たのか、なぜこの額なのか、その理由をゆうじさん(月岡社長)がきちんと伝えてくれます。業績報告の内容がいいと、その後の賞与額の発表で一気にお祭りモードになります(笑)。2023年度も想定以上の金額が発表されました。
しかも、ゆうじさん(月岡社長)は社員を驚かせる仕掛けを考えるのが好きで、2023年度は社員の家族に素敵なカタログギフトが贈られました。「社員を支えてくれている家族にも感謝したい」と言われて感激しました。家族にも会社の評判は上々です。
またこの日は「メディアネットワーク版アカデミー賞」の年間MVPとアカデミー賞の受賞者発表や、社長賞としてチームに贈られる「ゴールデングローブ賞」などの表彰式も行われます。
メディアネットワークには客先常駐で本社を離れて働く社員も多くいますが、様々な賞を通じて会社に貢献できていると実感できますし、また帰属意識を高めることにもつながっています。iPadや賞金など、副賞も豪華で魅力的ですよ。
全員参加でプレー開始!「キックオフイベント」
――期が新しくなると、すぐに「キックオフイベント」ですね。これはどういった内容でしょうか。
新年度のテーマや各事業部の方針、人事の発表の他、より良い働き方のための新しい制度が発表される事もあります。新年度に向けて気合いを入れる、いわば決起集会といった感じの身が引き締まるようなイベントです。
キックオフイベントでもゆうじさん(月岡社長)はサプライズを用意してくれていました。今年は嬉しい給与のベースアップが発表され、盛り上がりました。
――どこの会社でも年間目標は当然あるわけですが、その発表をイベントとして全員参加で共有しているところがメディアネットワークらしいですね。
会社の決意表明の場なので、全員が参加意識を持つことが大切だと思います。「今期もよろしくお願いします!」と一丸になることでモチベーションも上がりますし、その後の行動にも力が入ります。
――2026年にはメディアネットワークは35周年を迎えますが、周年に向けた決意表明などもあったのでしょうか。
そうですね。35周年をお祝いしようと、すでに若手を中心に有志が集まった「チーム35」が動き出しました。社内だけでなく、社外向けにもPRを行う大きなプロジェクトになるため、長い準備期間が必要です。これから一年かけて準備をして、何を行うかを決めていきます。予算計画の立案や企画、進行計画など、多角的な視点が必要なプロジェクトなので、大変ではありますが若手社員にもいい経験になると期待されています。
――ひとつひとつのイベントが、大きな効果を生んでいることが伝わってきました。「全員参加」を強要しなくても、自然にみんなが集まってくる、メディアネットワークの結束力も魅力ですね。
登場人物プロフィール
コーポレート事業 総務職(採用担当)
高野 愛子
■入社年月
2015年4月
■プライベートの近況
子供がポケモンにはまり、ポケモンのイベント三昧な夏を過ごしました!
■最近の仕事で嬉しかったこと
「お話出来て良かった」「相談して良かった」と言って頂けること。
営業職とエンジニア職に聞きました!
――今回、座談会に参加いただいたのはこちらの方々です。
荒木 智宏
広告・プロモーション事業/営業職
2001年にSEとして入社し、一度2011年に退社。2019年に広告・プロモーション事業の営業としてカムバック採用された。
A.M
広告・プロモーション事業/営業職
前職の人材営業職を経て2018年に中途入社。産育休を取得後、時短で就業中。
M.U
人材事業/営業職
2022年に広告・プロモーション事業配属で新卒入社後、翌年度に人材事業部にキャリアチェンジ。
M.A
システム関連事業/ITエンジニア職
2023年に新卒入社。同年7月からフジテレビ関連会社・フジミックの放送情報技術部に客先常駐社員として就業中。
――今日は営業3名、エンジニア1名の方に集まっていただきました。まずご自身の仕事内容について教えてください。
お客様の新規開拓から、システムの企画・開発、パートナー企業へのディレクション、納品まで、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)の支援を一貫して担っています。
私は広告をメインに扱っています。仕事を取ってくるだけではなく、課題解決のため企画立案や制作会社へのディレクションなど、営業の枠を越えた業務を行っています。
私は人材事業の営業として、お客様対応と合わせて求人サイトなどで当社に応募していただいた方と企業をマッチングさせる仕事がメインです。案件の調達と派遣スタッフの調達、どちらもやっているのが特徴です。
テレビ局のシステムの構築と運用を任されています。いまは(2023年取材当時)津波発生の緊急時に、到達予想時刻や高さを放送する災害システムの開発チームで働いています。
――メディアネットワークの営業は、一般的な営業職のイメージに納まらない感じがしますね。
確かに営業というと「仕事を取ってくる担当」というイメージで、取ってきた後はそれぞれのステータスに合わせて専任担当に任せるという役割分担をするのが一般的かもしれませんね。
そうだね。私は前職で人材営業をしていたけど、前の会社では完全に分業制だった。私が仕事を取ってきて、マッチング担当が人をアサインして、経理担当が請求書を作ってって。M.Uさんたちは全部自分でやってるもんね。
私も「うちの営業って、いわゆる営業じゃないよな」と思います。お客様は常に数多くの課題を持っていて、「どこから手を付けたらいいのかわからない」という相談をいただくこともあり、「こういう手段がありますよ」と提案することが私たちの仕事のメインですね。コンサルとかに近いかも。
「お客様の伴走者をめざす」という考え方がベースにあるからですかね。課題解決のスタートからゴールまでの道を整える手伝いをして、共に完走してお客様から感謝されることが醍醐味。私たちが支えることでお客様の社内での評価が上がる、ということにも大きなやりがいを感じます。
――スタートからゴールまで…。営業職という枠を越えた業務は大変ではないでしょうか。
もちろんマルチタスクなので、大変ではありますよ。でも、タイムマネジメント能力や多様な業務スキル等、得るものは多いと思います。
私はお客様の課題に合わせて店舗やショールーム装飾の提案をしたり、現在は記事編集ができるように勉強もしています。どれも楽しく、成長している実感があります。営業どころか広告の枠も超えているので、人によっては向いてないと感じるかもしれませんが。
――人材事業を取り巻く環境は時代に合わせて大きく変化しますね。そんな業界での営業のやりがいを教えてください。
スタッフさんの人生を預かっているという実感でしょうか。求職者にも生活があり、仕事は生きる手段ですから。責任は重いけれど、達成感の温度もとても高い仕事です。
人が商材なので思い通りにいかないこともありますが、スタッフさんのモチベーションを支えることで、企業も信頼してくださるし、頼っていただける。人と企業、両方から感謝されることもやりがいです。
役割の広さは、やりがいの大きさに比例しますね。
――M.Aさんは昨年入社されたエンジニアですが、仕事の面白さはもう実感されていますか?
はい!私はテレビに関わる仕事がしたいと思って入社したので、それが叶えられていることがまず大きなやりがいです。しかも私のチームは優秀で尊敬できる方が多くて、常に刺激がもらえるところも満足しています。
M.Aさんの部署は、30年間にわたってうちのエンジニアが活躍しているんだよね。
そんな歴史のあるチームで開発に携われることもありがたいですね。業務を通して学ぶことも多くて楽しいです。それにメディアネットワークでは、客先常駐でキャリアを積んでから、ゆくゆくは本社に戻ってディレクターへのキャリアチェンジが見据えられるところも魅力です。客先常駐でたくさん経験を積んで、社内に還元していきたいと思っているので。
数字だって大きなやりがい!
――荒木さんはチームリーダーとして活躍していらっしゃいますが、ベテラン社員としてのやりがいを教えてください。
中堅になると、もうあまり誰も褒めてくれなくて…。
そんなことないですよ(笑)!
お客様の課題解決だけでなく、各所との調節業務、人材の育成、「全部できて当たり前」と思われちゃうような年次になってきてるので、一番やりがいを感じるのは数字を出せた時かな。5000万円の案件を発注していただいた時は、手応えを感じましたね。
えーっ!?それはすごい!!
オレはこう見えて1億円プレーヤーなんだよ(笑)。金額を積み重ねられると、会社に貢献できた、頑張った甲斐があったなと思いますね。もっと褒めてしてほしい(笑)。
メディアネットワークはマインドや仕事に対する熱量を重視する会社ですよね。荒木さんは後輩の育成への貢献度は素晴らしいとみんな思っていますよ。
マインドの評価は嬉しいけど、大きな額の取引ができた時も達成感がある。自分でイチから営業して、数年かけて育てた仕事だと思い入れもかなりあるし。数字を出せた、という経験は心のよりどころになっていますね。
たしかに、「売り上げ」というのもやりがいになりますね。その達成感が社内に伝播していくと、会社はもっと強くなれそう。数千万、数億をメディアネットワークに託すということは、相当な信頼がないとできないことだと思うので、私も荒木さんぐらい託される営業になりたい。
成果が給与やボーナスにしっかり反映されるのも魅力だしね。今は3年連続1億円プレーヤーを目指しています。それをアベレージにできる営業が目標!
さすが!(パチパチパチパチ)
中小企業だからこそのやりがいもある!
――メディアネットワークの規模ならではのやりがいというものもあるそうですね。
メディアネットワークのターゲットは大企業ではありません。でもやっていることは大企業を相手にする大手広告代理店と変わらないと思っています。むしろ細やかなサービスや丁寧なフォローはこちらの方が得意かも。本当は大手代理店に頼みたいけど予算的に折り合わないケースでも、大手代理店と遜色ないレベルのサービスが実現できるので、お客様からは感謝されることが多いです。
最近は中堅のお客様も増えてきました。BtoBの企業が多く、お客様にはすごい実力を持った企業が数多くあります。そういう企業を手がけていることは誇りになりますね。
大企業に比べて、企業経営に与えるビジネスインパクトが大きいというのも魅力ですね。こちらが提案した施策の実施後に、営業がしやすくなった、問い合わせが増えた、という反響をいただけることが私たちのモチベーションになっています。
メディアネットワークの働き方には、仕事の幅を自分で広げられる、やったことのないことに垣根を越えてチャレンジできるという魅力があります。限られたメンバーで会社を牽引していくからこそ、一人ひとりに多くのチャンスがあるんです。「やりたいこと」に素直に挑戦を続けたい、そういう人にぴったりだと思いますよ。
――中小企業ならではのやりがいは?という答えに納得しました。「お客様の伴走者をめざす」という考え方がしっかり定着しているところも印象的ですね。ぜひ参考にしてみてください。
登場社員プロフィール
広告・プロモーション事業 ソリューション営業職
荒木 智宏
■入社年月
2001年4月、2019年5月(カムバック採用)
■プライベートの近況
猫待ち
■最近の仕事で嬉しかったこと
3期連続売上1億円突破!
広告・プロモーション事業 ソリューション営業職
A.M
■入社年月
2018年2月
■プライベートの近況
Creepy Nutsのツアー最終日に行ってきました!東京ドームも当たったので、2月に行ってきます!
■最近の仕事で嬉しかったこと
長年とれていなかったコンペ案件を受注することができました!
人材事業 人材営業職
M.U
■入社年月
2022年4月
■プライベートの近況
友人とのスーパー銭湯巡りにハマってます!
■最近の仕事で嬉しかったこと
自分が担当しているスタッフさんに「いつもありがとう」と感謝されたこと
システム関連事業 ITエンジニア職
M.A
■入社年月
2023年4月
■プライベートの近況
いろんな県に出かけています!姉の引っ越しで大阪に行ったり、長野に川下りしに行ったり、近々沖縄にも行く予定です!
■最近の仕事で嬉しかったこと
私が初めて参加した大きなプロジェクトである「津波予報をテレビに表示するためのシステム」のリリースが近づいていて、画材のチェックに携わったり、顧客との打ち合わせにも同席出来ていることがうれしいです。
社員(仮)→正社員は大きく違う!?
――正社員になった10月1日には「お祝いランチ」があるそうですね。
私たち4名は正社員になったお祝いに銀座のレストランに招待していただきました。
イタリアンのコースを、ワインも飲みながら(笑)。
銀座のすごく雰囲気のいいレストランで、めちゃくちゃ緊張したな。ナプキンを膝に引くとか、フォークは外側から使うとか、もっと知っておくべきだった(笑)。
その席でゆうじさん(月岡社長)から、正社員としての責任感とか、お金をもらうことの意味とか、社会人の志を話していただいたね。
私はそれまでちゃんと成長ができているか不安だったので、社員(仮)から、ちゃんと正社員になって働けるのが嬉しかったな。
――正社員になって、何か変わりましたか?
メディアネットワークには社員想いの制度がいっぱいあるので、それが使えるようになったのは大きいですね。「ランチ手当」とか、定時より2時間早く退社できる「デートNIGHT」とか。特に1日1000円のランチ手当はお給料がボンッと上がったぐらいの感覚で、一番正社員になった実感ができました。
有給休暇が付与されたのも嬉しかった。僕は10月に入って早速休暇を取りました。
――心境に変化はありましたか?
人材事業部では、研修中の半年間にはなかった、営業としての「予算」というものが割り振られました。一ヶ月間の売り上げ目標金額が数字で示されるので、自分の力で数字を築かなきゃいけないという意識が強くなりましたね。
客先常駐の社員は、常駐先企業から自分(メディアネットワーク)に支払われている金額(単価)がわかるんです。自分の市場価値というものが数字で見えるようになったことで、もっと高い価値をめざす、という目標ができたかな。
僕も正社員になってから、自分の単価を意識するようになったな。
――試用期間中は先輩方が支えてくれていましたが、独り立ちして社会の厳しさに直面されたのではないでしょうか。
人材事業は人が商材なので、それが思い通りにならない難しさを痛感しました。先輩方にフォローをしていただきながら、様々なハプニングを冷静に受け止めて、上手にコントロールしたり、先を読んで先手を打って対応しました。人材営業は営業として必要なスキルを学ぶケースはすごく多いと実感しています。
正社員になると業務にチームの一員として関わるようになるので、コミュニケーションの質が変わりました。週一の定例会で各自の進捗を報告するんですが、意図や説明を全員にわかるように伝えるって本当に難しい!
エンジニアに特に多いと思いますが、エンジニア同士の会話に出てくる用語がわからないのが困りました。専門用語や社内独特の用語がポンポン出てくるんです。一つ質問すると、答えに三つ知らない言葉が出てくるという…。
あったあった(笑)。答えがさらにわからなくなる経験(笑)。
僕はシステムに設計不良が発生した際、なぜこういう不良が出たのか、今後どうしていくのか具体的にチームに周知するのが大変だった。学生時代は「次はがんばります」で済まされていたけど、社会は厳しい…。
正社員になった時に、タスク管理の重要性を話されたよね。お客様相手のタスクの期限は絶対に守らなきゃいけないって。
実は、システムのテスト期日に一日遅れてしまったことがあって。幸い遅れてもリカバリーができたので、取り返しのつかない失敗という程でもないけど…。
今はまだ上の人たちが先回りしてフォローしてくれているんじゃないかな?期日に間に合わない可能性を想定していて、早めの期日を言ってくれているのかも。
「これは想定してなかった!」事とは?
――入社前に抱いていたイメージと、実際の正社員になった時には、ギャップはありましたか?
私は志望動機が「テレビに近い仕事がしたい」だったので、いま希望通りの環境で働けていて、本当に嬉しい道をたどっているなと思います。一方で、ITの世界の進歩の早さは予想以上でした。ついていくのは大変です。
こんなに早く独り立ちできるとは想定していなかったですね。先輩方の手厚いサポートのおかげもありますし、中小企業という人数が限られた環境なのでチャンスも多いと思います。できることがどんどん増えている実感があります。
入社2年目で、すでに未来の幹部候補向けの「サテライト研修」にも参加しています。成長できる環境が揃っていて、期待以上に手厚いなと思います。
入社当初から客先常駐になることがわかっていたので、銀座に憧れつつも「本社では働かないしな」と思っていたんです。でも実際には本社に集まる機会をたくさん作ってもらって、しょっちゅう帰ってきています。これも想定外でした。
僕は入社したらコードをたくさん書いていくんだろうなと思っていました。でも実際にはすぐに上流工程に携われて、コードを書く機会はあまりありません。いずれは上流工程をめざしたいと思っていたけど、こんなに早いとは思わなかったな。
D.O君が参画したプロジェクトは銀行の既存のシステム関連で、環境にも恵まれたよね。
振り返ると、みんな壁にぶつかったり、キャリアビジョンに悩んだりせず、順調に成長できたよね。やりたいことや学びたいことが優先できている、それってありがたいことだよね。
半年の試用期間を経て、それぞれ想像以上に活躍できていると答えてくれた4名でした。次は「後輩が来るぞ編」です。
先輩として新入社員を支えることとなった4名の心境を伺っていきます。
登場社員プロフィール
人材事業 人材営業職
M.M
■入社年月
2023年4月
■プライベートの近況
会社の部活動(ゴルフ部)で初ラウンドに行ってきました!
■最近の仕事で嬉しかったこと
人材側とクライアント側の両方と交渉し、なんとか成約をいただけたこと!
システム関連事業 ITエンジニア職
M.A
■入社年月
2023年4月
■プライベートの近況
いろんな県に出かけています!姉の引っ越しで大阪に行ったり、長野に川下りしに行ったり、近々沖縄にも行く予定です!
■最近の仕事で嬉しかったこと
私が初めて参加した大きなプロジェクトである「津波予報をテレビに表示するためのシステム」のリリースが近づいていて、画材のチェックに携わったり、顧客との打ち合わせにも同席出来ていることがうれしいです。
システム関連事業 ITエンジニア職
D.O
■入社年月
2023年4月
■プライベートの近況
上高地に行ったこと。
■最近の仕事で嬉しかったこと
複数のタスクを持って作業をしていること。
システム関連事業 ITエンジニア職
T.T
■入社年月
2023年 4月
■プライベートの近況
有給を使って実家に帰ってゆっくりしてきました。
■最近の仕事で嬉しかったこと
作成した画面がちゃんと想定通り動いた時とき。
メディアネットワークの忘年会ってどんな雰囲気?
――今日のテーマは忘年会です。最近は、開催する会社としない会社に二分化しているようですが、メディアネットワークの場合はどうですか?
当社では、忘年会は一年で一番盛り上がるイベントです(笑)!ほぼ全員参加で、客先常駐の社員も参加してくれます。実はその前にもうひとつ楽しみがあって。その日は冬の賞与支給日なんです。社員が1人ずつゆうじさん(月岡社長)の部屋に呼ばれて明細を手渡しでいただき、少し話もします。褒められたり、激励してくれたり、会社が社員と併走してくれていると実感できる機会です。
――それは嬉しいですね。忘年会に向けて気持ちも高まりそう。2023年の忘年会の雰囲気はどうでしたか?
数年ぶりに外の会場で開催できた事がとても嬉しかったですね。コロナ禍はずっとオンラインや自社オフィスでの開催だったので…。「あのイベントがメディアネットワークに帰ってきた!」とみんな喜んでくれました。コロナ禍に入社した社員にとっても新鮮だったようです。
――待望の忘年会だったんですね。どんな内容なんでしょうか?気になります。
その年ごとに少しずつ変わりますが、毎年盛り上がるのは賞品を懸けたゲーム。というと普通に聞こえますが、実は、毎年賞品の目玉は海外旅行なんですよ(※コロナ禍を除く)。今年の行き先はベトナムのダナンにしました。日本から近いリゾート地で、治安がいい地域ですね。家族や身近な人とのんびりと楽しんでほしいので、毎年行き先にはかなり悩みます。その他の賞品も豪華で、人気テーマパークのペアチケットやお肉セットなどの家族で楽しめるもの、オーダー枕やバスソルトなどのリラックス系、あと仕事につながるガジェットが当たる年も多いです。誰もがもらって嬉しいもの、という選定基準で全員分を用意していますが、最後の一つが出るまで白熱します(笑)。クイズも幅広い年齢の社員が楽しめるよう、昭和~平成縛りの『イントロドン』にしたら、もうめっちゃめちゃ盛り上がりました!昭和を知っている世代はもちろん若い世代の人たちもみんなの熱量がすごくて、運営側の私たちも満足できる会になりました。
――なるほど、“特別感”が味わえるイベントという気がします。全員が楽しんでいる、という点がポイントですね。
メディアネットワークが大切にしているのは「社員に不公平感があってはいけない」という考え方です。客先常駐でなかなか本社に戻れない社員もいるので、本社勤務の社員と気持ちに温度差が生まれないよう常に意識しています。忘年会を通じて全員が同じ楽しさを共有できれば、「自分たちの居場所はここなんだ」という気持ちを忘れずにいてくれると思います。
忘年会の裏に帰属意識委員会の活躍が!
――忘年会の開催は“帰属意識委員会”が支えているそうですね。どんな委員会でしょうか?
帰属意識委員会とは、“帰ってきたいと思える会社づくり”を目的とした有志の集まりです。会社への帰属意識を呼びかけても、人によっては堅苦しいとか、素直に受け入れられないと思う方もいると思うんです。それで、全社員が参加したいと思えるイベントとして、夏祭りと忘年会を開催するようになりました。帰属意識委員会は忘年会では会場選定からゲームの企画、賞品選び、お料理の内容、そして会場の飾り付けなど、全て任されています。どうしたら社員が公平に楽しめるかという軸で考えますし、予算などの制約もあり考えることは山積みです。
――委員会は10名だそうですが、準備期間はどのぐらいかかりますか?
夏祭りが終わると忘年会の準備が始まるので、スタートは8月ですね。企画内容に応じた会場を探したり、選定基準に合った賞品を決めたり、ゲームのシミュレーションをしたり、もうずーっと一生懸命。大変だと思いますが、毎年率先して若手メンバーが参加してくれています。ちなみに新入社員は参加必須です(笑)。自分たちも楽しもう!がお約束なので、「会社行事の準備」というよりは文化祭準備みたいな雰囲気ですかね。部署を越えて先輩達と仲良くなれるし、社風文化を理解できるいい機会にもなります。企画立案や実施の経験も、業務にきっと役立ちますよ。
ノリのいい社内の雰囲気が伝わるお話が聞けました。その根底には、社員を大切にするという思いがあるんですね。ちなみに賞品の海外旅行は入社2年目以降の社員が対象だそうです。楽しみですね。
登場人物プロフィール
コーポレート事業 総務職(採用担当)
高野 愛子
■入社年月
2015年4月
■プライベートの近況
子供がポケモンにはまり、ポケモンのイベント三昧な夏を過ごしました!
■最近の仕事で嬉しかったこと
「お話出来て良かった」「相談して良かった」と言って頂けること。
メディアネットワークにネガティブな面ってあるんですか?
今回、座談会に参加いただいたのはこちらの方々です。
石戸 謙次
システム関連事業/IT企画職(部門長)
システム関連事業の責任者として、受託業務のディレクションを担当。新卒で入社しているメディアネットワークの歴史を知る存在。
A.M
広告・プロモーション事業/ソリューション営業職
一部上場(転職当時)の人材会社から転職。育休が明け、引き続き時短勤務中。
H.W
広告・プロモーション事業/ソリューション営業職
新卒入社3年目(2023年取材当時)。学生時代の友人には大手企業に勤める人も多いとか。
Y.N
人材事業/人材営業職
大手人材会社の営業職から転職(A.Mさんとは別会社)。営業兼コーディネーターとして活躍中。
U.M
人材事業/人材営業職
新卒入社2年目(2023年取材当時)。広告・プロモーション事業から人材事業に社内キャリアチェンジを経験。
では、早速お話を伺っていきましょう。
――あくまでも一般論ですが、学生の方は中小企業に対して割と肯定的な印象を持っている一方、マイナス面も感じているそうです。具体的には、人が少なくて仕事がキツそうとか、安定性に欠けるとか…。でも、このどれもがメディアネットワークには当てはまらないですよね。実際に働かれていて、「ここはまだまだだな」と感じる点はあるんでしょうか?
強いていうと会社の知名度でしょうか。まだまだマイナーで、まず知っている人はほぼいないと思います。私も社名を聞かれた時は「広告の会社」と答えてしまうんですよね。転職の際は、名前も知らない会社ということで親にも心配されました。
確かに、メガバンクみたいに知名度の高い会社に勤めている友人の前では、なんとなく社名を言いにくいというのはあるよね。社名を言うと、「何の会社?」って流れになるので。もっと知名度を上げたいなあ。
――なるほど。知名度が低いという点は、実際の仕事に影響がありますか?
ネームバリューで損していると感じることは、実際はないですね。やっている仕事は大手と遜色ないんじゃないかな。違うのは仕事のボリューム感。受けられる案件数は社員の数と比例するので、数や金額ではどうしても負けちゃうよね。
――大手企業を経験されたおふたりは、実際転職してみてどう感じられましたか?
前職は全国に支社があるような大企業で、社屋も大きく社員も多い環境だったので、今と全然雰囲気が違いますね。でも、言葉を交わしたことがない人、会ったことのない人がたくさんいました。社長は入社式に一度ちらっと顔を見たぐらい。仕事上どっちがやりやすいかと言われたら、やっぱり社員同士の距離が近い方がいいと思います。
働き方にも違いがありました。大手では完全に分業制で、営業は営業だけに専念していればよかった。当社では営業兼コーディネーターとして動いているので、仕事の幅が広がりました。僕にとっては成長ですけど、感じ方は人によるかな。
客先常駐で大企業にいた私の実感では、周りに知らない人がいっぱいいる環境は気を遣うよ。お互い気心が知れているというのは仕事の面でもいいと思う。
友人に社長との距離の近さを話すと驚かれます。社長と話せる機会なんてないというのが大手企業では一般的みたい。僕にとってはそっちの方がびっくりだけど。
距離が近いと、経営陣がどこを目指しているのかわかるし、将来像に向かって自分たちがすべきことが見えていてありがたいよね。でもその反面、デメリットももちろんあると思う。
社員同士の距離の近さ=人が足りない、というジレンマ?
――今回はホンネを聞く会なので(笑)、デメリットについてもう少し詳しく教えていただけますか?
限られた人数でたくさんの顧客を抱えているため、どうしても人が足りなくなる場面が出てくるんです。たとえば人材事業でいうと、部門長が取締役も兼任しています。決定権を持つ人が近くにいると業務のスピード感が違う。でも役員の仕事をしながら現場を見るのは大変ですし、現場だけを見てくれる部門長がいれば相談や報告がラクなんだけど…。
確かに意思決定のスピード感はうちの強みだけど、大手に比べてマンパワーが足りないのは弱みになるよね。案件が増やせないのも悔しいし。案件を増やすには社員が増えないと。この点は強くしていきたいな。
広告・プロモーション事業はお客様から様々な要望があるので、意思決定の早さはサービス向上に直結しますね。広告という枠を越えて、ショールームのデザイン提案などもお引き受けできたり。人によっては広告の仕事なのか、システムの仕事をしているのかわからない方もいますし。こういう裁量性の大きいところを私は楽しんでいますが、広告だけに関わりたくて入社した、という人にはデメリットとも言えるかも。
――確かに任される裁量の大きさは、人によってはプレッシャーと感じることもありそうですね。会社で何かフォローされていることはありますか?
教育は大切にしていますし、手厚いですね。新人研修だけでなく、幹部候補生を育成する「サテライト研修」、幹部になったら「幹部研修」も。業務だけでなくロジカルな思考を学ぶなど、どんな場面にも活かせる研修制度が整っています。個人の成長にしっかり投資して、その成果が出ていると思います。
それと、裁量の大きさ=多忙さではないというのもお伝えしておきたいです。当社では残業はほぼないし、仕事にプライベートが侵食されているという感覚もないので安心してほしい。突発的な休みもバックアップしてくれる仕組みと意識は強いんじゃないかな。
昔はマスコミにありがちな深夜業務が当たり前だったけど、それで業績が上がった訳ではなかったんだよね。様々な業務改革を試みて、残業ゼロの今のスタイルに落ち着いたんだよ。
でも残業ゼロに縛られているというのは感じない?本業以外に派遣スタッフの給与計算や労務などの業務もあって、大手ならそういうのは経理の仕事だよね。残業ゼロを目指して業務効率を上げる努力は、自分の市場価値を高めるメリットもあるけど、これも人によるかな。
実際のところ、大手には勝てないんですか?
――残業が話題になったところで、就活生が気になる待遇についてもお聞きしたいと思います。やはり大企業との差は感じますか?
前職が東証一部上場(転職当時)の企業だったので、手厚い福利厚生があった、はずです…。というのも、入社時に説明がなかったし、内容もわかってないんですよ。複雑な申請などの壁がありほとんど活用しませんでした。その点当社は「ランチ手当」や「デートNIGHT」など、実用的なものが多いです。
僕も前職が大手で、持ち株制度とか住宅制度とかあったけど、実際には使っていなかったな。
――なるほど、福利厚生は手厚いだけじゃダメなんですね。その点でメディアネットワークは工夫されていると。
最近、当社の福利厚生をリストアップしたんです。「メディアネットワーク版アカデミー賞」とか「残業代フィードバック制度」とか。社員のやる気が出るもの、長く働き続けたいと思えるものなど、よく考えられているなと驚きました。例えば、社員の「保育料が高い」という声に応えて「保育手当」が生まれています。
――まさに中小企業の強みが感じられる事例ですね。逆にここは勝てない、というところはないんでしょうか?
やはり案件の大きさでは勝てないところはあります。大きな仕事には華やかなイメージがあって楽しそうに見えますよね。でも実際携わって感じるのは、仕事の醍醐味って当事者意識が感じられるかどうか。当社では自分の役割をしっかり果たしているという実感があります。
私はもっと大きな仕事をやってみたいな。広告業界を目指したのもキラキラした世界に憧れていたから。あのCMを作っている、あのドラマを作っている、という世界。いまテレビ朝日などネームバリューのある会社に協力できているけど、これからさらに自分の力で開拓して、会社を魅力あるものにできたらいいなと思っています。
――「中小企業」というイメージに左右されない貴重な意見、ありがとうございました。最後に就活生にメッセージをお願いします。
人材事業では、仕事でテレビ局に出入りできるところなども、いい意味でイメージとは違うところじゃないでしょうか。オールマイティーにいろいろなことを若いうちに経験したい人に向いている環境だと思います。
営業としては、個人プレーで数字ゴリゴリのタイプより、みんなで同じ目標を達成しようというところに共感してくれる人に来てほしいです。インセンティブ制をとっていないのも、個人よりチームプレーを重視しているという姿勢が表れているんですよ。
いまは空間デザインの仕事を引き受けたりして自分が何屋さんなのかわからなくなっていますが(笑)、どんな挑戦も「前例がないからダメ」と言われたことがありません。やりたいことに対して、上司がきちんと耳を傾けてくれるところも魅力です。
柔軟性がある人と一緒に働きたいですね。お手本が少ない環境で、自分がロールモデルになれる喜びを感じてほしいです。逆にガッチリ決められた仕事を志向したい人には厳しいかもしれないので、よく考えて選んでほしいと思います。
これからの時代、人数に頼る仕事はどんどん難しくなると思っているので、一人ひとりの成長とチーム力で勝負できる会社を目指していきます。
研修制度や福利厚生が充実していて、社員同士の距離が近くて、自分らしくキャリアを切り開ける可能性がある。
中でも「当事者意識が持てる」という意見にメディアネットワークらしさを感じました。働きやすさは人それぞれですが、「自分らしい働き方」がめざせる環境は、大企業にはない魅力ではないでしょうか。
登場人物プロフィール
システム関連事業 IT企画職
石戸 謙次
■入社年月
1999年4月
■プライベートの近況
畑で雑草と格闘しています。
■最近の仕事で嬉しかったこと
Kintoneを使った実績や、AWS Lambda や AWS Amplify などのサーバーレス機能を使った実績が新しくできたこと。
広告・プロモーション事業 ソリューション営業職
A.M
■入社年月
2018年2月
■プライベートの近況
Creepy Nutsのツアー最終日に行ってきました!東京ドームも当たったので、2月に行ってきます!
■最近の仕事で嬉しかったこと
長年とれていなかったコンペ案件を受注することができました!
広告・プロモーション事業 ソリューション営業職
H.W
■入社年月
2021年4月
■プライベートの近況
友人と一緒にキャンプに行ってきました!
■最近の仕事で嬉しかったこと
コンペ形式の案件を受注できたことです。
■服選びのポイント
お客様との商談が多いためビジネスカジュアルが基本。
人材事業 人材営業職
Y.N
■入社年月
2022年7月
■プライベートの近況
日中にサッカーをやりすぎて、真っ黒です。
■最近の仕事で嬉しかったこと
クライアント様に、内藤さんじゃないと担当嫌だって言ってもらえたことです(笑)
人材事業 人材営業職
M.U
■入社年月
2022年4月
■プライベートの近況
友人とのスーパー銭湯巡りにハマってます!
■最近の仕事で嬉しかったこと
自分が担当しているスタッフさんに「いつもありがとう」と感謝されたこと。
ついに各部研修始まる。プロフェッショナルへの道は険しかった?
――全体研修では、同期はもちろん先輩社員とも距離が近くなり、「メディアネットワークの社員なんだ」という自覚が芽生えたそうですね。次はいよいよ配属先での各部研修ですが、気持ちに変化はありましたか?
全体研修では全員で楽しく学べていましたが、各部研修に入ると3人とは別になり、私ひとりが人材事業へ。みんなと離れてしまった時は心細かったです。最初は緊張でガチガチだったかも。
その点、システム関連事業での研修は私たち3人チームだったので心強かった。最初の課題は社内のシステム“MNWK(メディアネットワーク)版アカデミー賞の入力フォーム”の開発。実際に使うものを任せてもらいワクワクしたのを覚えています。
先輩方が基本設計したものを3人で協力して開発する、という研修だったね。楽しみにしていたけど、実は僕はここで仕事の厳しさを知ることになったんだ。
きちんと役割分担してスケジュール管理もしてたつもりだったけど、時間が足りなくなって、結局完成できなくて…。
そうそう。最初の頃はわからないことを先輩に聞くという基本ができてなかった。とりあえず自分で悩んで時間だけが過ぎていくという…。3人で「やばい!やばい!」って焦っていたよね。
先輩には「スケジュールに間に合わないのは、聞きに来ないからだよ」って言われたんだけど。先輩も忙しそうだし、今聞きにいったら迷惑かな?話しかけない方がいいな、と遠慮しちゃって。先にみんなが積極的に動き始めたのを見て、僕も克服できたんだよ。その点は成長できたなと思う。
先輩から「まずはスケジュールを守ろう!」と最初に言われたのを覚えてる。基本的なことだけどシステム開発にとって一番大切なことだね。
エンジニアってコミュニケーションが苦手な人が多くて、一人で閉じこもるイメージ(※個人の感想です)。でも先輩方は「いつでも話しにおいで」と言ってくれて、1聞くと100教えてくれる。こういうエンジニアになりたいと思えた。
まさに僕もコミュニケーション苦手なタイプ。でもあの研修で変わることができたかな。
僕は「報・連・相」もスケジュール管理も苦手だったけど、身をもって学べた期間だったな。実際、全体研修までは社会人になれてなかったかも。
一一一方、人材事業のM.Mさんは新人一人の環境だったんですよね? 研修の様子を教えてください。
人材事業での研修は、OJTからスタートしました。先輩の横について仕事の流れや業務を覚えるスタイル。業務を少しずつ任せてもらって、ゆくゆくは独り立ちを目指すんです。話すことが仕事だから常にコミュニケーションも取れていたし、一ヶ月ぐらいで緊張もしなくなりました。少しでもわからないと全部聞いちゃうタイプだから、スムーズに経験を積めたかも。
さすが!こっち組は毎日反省会だったね(笑)。「次はぜったいに褒められようよ!3人でがんばろう!」って励まし合ってた。
客先常駐と本社OJTの実情。みんなどこまで成長できた?
――社内での部門研修の後、ITエンジニア職の3名は客先常駐での研修に移ったそうですね。会社から巣立ち、新しい環境で仕事が始まった時の気持ちを覚えていますか?
客先常駐先が決まった時は、興味のあったテレビ関係の会社ですごく嬉しかったんです。でも、今まで指導してくれていた先輩がいない環境は不安でした。
僕もM.Aさんと同じ会社だったけど、やっぱり緊張しました。常駐先のプログラミング言語の知識もなかったし。最初の研修ではその言語を使ってゲームを作ったんです。当然わからないことも多かったけど、その頃には会社の方に聞く習慣もついていて一生懸命勉強しました。各部研修でやったことが常駐先でも活かせたかな。
その会社独自の開発ルールを学ぶのに苦労したよね。マニュアルもないし検索にも出てこない独自ルールというのがあって、そこでも「聞く力」が役に立ったね。
僕は日立製作所に客先常駐が決まって、最初は「おお日立か、すごいな、知ってる会社だ!」って嬉しかったな。配属先が金融のシステムだったので難しそうなイメージがあったけど、すぐそばにメディアネットワークの先輩がいてくれたので安心できました。
――M.Mさんは一人本社に残られたそうですが、寂しくありませんでしたか?
3人共いなくなるのは寂しかったんですが、部内に歳の近い先輩もいたので慣れるのは早かったです。社員の方はみんな優しくて、不安や悩みも聞いてくれるし。それに私たち月イチで同期会をやっているので(笑)。離ればなれっていう実感はなかったですね。
研修期間に得た、大切なこととは?
客先常駐になると本社との関わりが減って、メディアネットワークの一員だという気持ちも薄れちゃうのかな、と思っていたんです。でも、メディアネットワークは毎月1回「帰社日」という全員が本社に戻る日を用意してくれていて、それがとても大切な日になっています。会社が見守ってくれている、という安心感が研修中も心の支えになりました。
そうそう!全体研修の時は「社員みんなと話そう」というのがテーマだったので、その時に培った関係性も客先常駐になったらムダになるんじゃないかと思ってた。でも僕たちには帰る場所が用意されていて、メディアネットワークの一員なんだという気持ちが薄れることがないね。
――全体研修の経験が今も活きているんですね。他に印象に残ったことはありますか?
入社~4ヶ月間ぐらいの期間、「日報」という報告書にその日の実績や成長したことを記入するんです。そこに同じく客先常駐中の先輩が応援メッセージを書いてくれて、とても嬉しかったことを覚えています。客先常駐の社員とは普段なかなか会えないのですが、離れたところから見守ってくれていると感じました。
あの日報は研修中の支えになったね。見えない先輩方との会話が生まれるのも楽しかった。毎日を振り返る目的で書いていたけど、あの日報には僕たちの成長を後押しする力があったのかも。
確かに!メディアネットワークの研修期間って充実していた。あの経験を忘れず、これからもお互い成長していこうね。
新入社員の目線を通じて、メディアネットワークの先輩方の優しさが伝わるインタビューになりました。マニュアルにはない研修を通じ、一人ひとり頼もしく成長した過程が伝わったでしょうか?
次回は、「試用期間終了編」です。半年の試用期間を終えた4人の心境を伺っていきます。
登場社員プロフィール
人材事業 人材営業職
M.M
■入社年月
2023年4月
■プライベートの近況
会社の部活動(ゴルフ部)で初ラウンドに行ってきました!
■最近の仕事で嬉しかったこと
人材側とクライアント側の両方と交渉し、なんとか成約をいただけたこと!
システム関連事業 ITエンジニア職
M.A
■入社年月
2023年4月
■プライベートの近況
いろんな県に出かけています!姉の引っ越しで大阪に行ったり、長野に川下りしに行ったり、近々沖縄にも行く予定です!
■最近の仕事で嬉しかったこと
私が初めて参加した大きなプロジェクトである「津波予報をテレビに表示するためのシステム」のリリースが近づいていて、画材のチェックに携わったり、顧客との打ち合わせにも同席出来ていることがうれしいです。
システム関連事業 ITエンジニア職
D.O
■入社年月
2023年4月
■プライベートの近況
上高地に行ったこと。
■最近の仕事で嬉しかったこと
複数のタスクを持って作業をしていること。
システム関連事業 ITエンジニア職
T.T
■入社年月
2023年 4月
■プライベートの近況
有給を使って実家に帰ってゆっくりしてきました。
■最近の仕事で嬉しかったこと
作成した画面がちゃんと想定通り動いた時とき。
メディアネットワークのテレワーク制度とは
当社では、対面コミュニケーションを重視していますが、不測の事態が起こった際にテレワークにスムーズに移行できるように、制度化して体制を整えています。
テレワークを導入する目的としては、育児や介護によって生活スタイルが変化した場合でも仕事を継続できるようにすること、管理職のマネジメント能力向上等が挙げられます。
テレワークの種類は大きく「個人取得型」と「会社指定型」の2種類があり、それぞれに取得可能な日数や条件が定められています。
個人取得型には、①家庭の事情がある場合に利用できるく「家庭事情テレワーク」、②売上や粗利などの予算達成時にインセンティブとして付与される「予算達成テレワーク」、③半休日と合わせて取得できる「半休テレワーク」、➃夏季にまとまったテレワークを取得できる「サマーテレワーク」の4種類があります。
一方、会社指定型には、35度を超える猛暑日に会社がテレワークを指示できる「猛暑日テレワーク」や、お盆などの特定期間を対象にした「お盆テレワーク」等があります。また、台風や大雪などの荒天予報が出ている時には、出社リスクを鑑みテレワークにしています。
就業時間や場所、利用ツールについてもルールを設け、必要なタイミングで取得できるような運用を整備しています。
テレワーク中でも業績や業務レベルを落とさないことが重要です。
社員やお客様に迷惑をかけないためにも、テレワークの取得手続きや作業報告の義務化、PC画面の第三者閲覧禁止といったセキュリティ対策を行っています。
また、テレワーク中でも社員同士がストレスなく状況を把握できるよう、社内チャットを通じたステータス共有やオンラインミーティングの活用など、マネジメント面での環境整備も心掛けています。
実際のテレワークってどんな感じ?
さまざまな場面を想定して作られたテレワーク制度ですが、実際のテレワーク制度はどのような感じなのでしょうか。今回の座談会では、各社員の事情やテレワーク時の業務風景など、テレワークの舞台裏を話し合いました。
――では実際にテレワークを利用した感想をお聞きできればと思います。
私は積極的に使っていて、今月は3、4日くらいはテレワークでした。打合せで外出がある日は出社、作業が溜まっている日は在宅といった具合に、状況に応じて使い分けています。
途中で中抜けして病院に行ったり、昼休憩中に近所の用事を済ませたりできるのがいいよね。朝のゴミ出しのためにテレワークすることもありました。
えっ、その使い方はもったいない!
出社すると時間的にゴミ出しが出来ないからね、仕方ない(笑)。
――メリットを感じる点はどんなことでしょう。
群馬の高崎に住んでいるんだけど、テレワークになると通勤時間がない分、時間的なメリットは大きいですね。体力的な消耗も違いますし。業務効率そのものは変わらないまま、自分の思うように仕事ができる時間が増えている感じがします。
私は時間が自由に使える分、テレワークの方が時間のメリハリを付けやすい気がします。朝は企画などの頭を使う仕事をして、午後は作業を一気に片づけたりとか。出社の日よりも意識して時間管理をしているかもしれません。
服装がいつもより少し緩くできるのも嬉しいポイントですね。
確かにいつもより気楽!
猛暑日テレワークの時は、「そんなテレワークあるんだ!」って、お客様にも驚かれました。今年の夏(2023年取材当時)は、特に高温日が続いていたので、私は8月は1回しかオフィスに行きませんでした(笑)。もしかしたら近所の人には「あの子、仕事してないのかしら」と思われていたかも(笑)!?
間違いなく思われているね(笑)。でも殺人的な暑さが続いた今年は、「猛暑日テレワーク」は嬉しかった。あんな暑い中、外を出歩くのは本当にしんどい…。
仕事とプライベートの境界線
仕事とプライベートの切り替えが上手にできるようになると良いよね。テレワークは柔軟性が高い反面、境界線が曖昧になりがちですが、皆さんそのあたりどうでしょう。
家で集中力を維持するのが難しいのは事実ですよね。
そうだね…。テレワークの日は、終業時間後もスマホを手放せないことが多かったりして。時間外のチャットには反応する必要はないんだけど、何となく返信してしまったり(笑)。
私は逆に、テレワークの日は「今日はテレワークです」とアナウンスした上で、就業時間外は原則としてチャットに返信しないようにしています。
たしかに、それぞれの状況を見える化するのは大事だよね。私も家では仕事とプライベートの境界線がだんだんぼやけてくる感じがあって。その切り替えは意識的にできるよう心がけてるけど、なかなか難しい。
コミュニケーション面では、対面でのやりとりが減る分、どうしても認識のすれ違いが発生しやすくなると感じます。
そうだね。チャットだけのやりとりだと、相手の表情が見えなくて、ニュアンスをつかみにくい場面も出てくるからね。
あとはお客様によってテレワークが向かない場面もあったりするよね。そう言った意味では、お客様との信頼関係を築く上で、対面での会話が欠かせない人材事業はテレワークが一番やりづらいかもしれないね。
部下を持つ立場からすると、コミュニケーション面のフォローも重要。テレワークの場合、ちょっとした疑問でもすぐにオンラインで話し合う機会を設けることが大切になるのかなと思いますね。
確かにテレワークが多いと、一人よがりの判断が増えがちです。
テレワークが始まったばかりの時期は、部内での意思疎通が難しい時も結構ありましたよね。朝会は、松本さんの発案で始まったんでしたっけ?
そうそう、毎朝15分くらい進捗管理のために、と思って始めたけど、気づいたら他の事業部でもやるようになったみたい。
やっぱりオンラインでも、表情が見えると安心しますからね。
朝会での情報共有はかなり大切だと思っていて、部下の表情や物腰の細かな変化にも気づけるように心がけています。
テレワークだと相手の状況が見えないから声をかけづらいし、後輩からは特に遠慮したりしてしまいます。そうやって相談をしやすい雰囲気を作ってくれるのは嬉しいですね。
それは課題だよね。テレワークだと1時間ごとに何かしら打ち合わせが入っていて、1日がそれだけで終わってしまうこともある。そうすると部下のことを気にかける時間があまり取れない!ちょっとしたやり取りで気軽に何でも聞いてもらえるように気を付けてます。
わかる、俺もそこは悩んでます。
そういえば、荒木さんも松本さんも、チャットの言葉選びが何となく怖い時がありますよ! 表情が見えないから仕方ないのですが、メッセージの返事が「はい」だけだと、もしかして怒っている?なんて感じます(笑)。
えっ、ほんとに!?
割と若い人はそう感じる人は多いと思います(笑)。もっと分かりやすくテンションをあげてもらえると安心はしますね。私は個人でチャットする時は、リアクションボタンとか絵文字とかを結構使ってます。
絵文字を使うのはおじさんの始まりって聞いたから気をつけてたんだけど、そっか、そんなことないのか。伝え方とか工夫します!
テレワーク制度のこれから
当社はテレワークを取り入れているとはいえ、出社とのハイブリッドを基本方針としています。業務品質を落とさないセルフマネジメントがポイントになりますね。
メリハリという意味で、テレワークと出社の使い分けは重要だと思います。外出の打合せが入っている日は対面のほうがスムーズだし。
そうですね。テレワークにはいい面もあるんですけど、長期間ずっと在宅だとストレスが溜まったりすることも。バランスが大切です。
将来的には、もっと長期的なワーケーション制度の導入も視野に入れたいと考えています。社員がより健康的に働けるための投資にも力を入れていきたいですね。
おー、ワーケーションいいですねー。旅行が好きだから旅行先で仕事できたら最高です(笑)!
4人の社員たちの率直な声を通じて、テレワークがもたらすメリットやデメリット、コミュニケーション工夫点が浮かび上がりました。「予算達成テレワーク」や「猛暑日テレワーク」などのユニークなテレワークは、他企業ではあまり見かけない制度であり、柔軟性と効率性を兼ね備えた働き方が求められるこれからの時代にぴったりです。学生の皆さんもこれらの声を参考にして、将来の働き方について考えてみてください。
登場人物プロフィール
広告・プロモーション事業 ソリューション営業職
松本 岬
■入社年月
2012年4月
■プライベートの近況
1年のうち360日くらいの間、家族で旅行に行くことを考えてます!
■最近の仕事で嬉しかったこと
「当社の社員以上にうちの会社のことに詳しいですね!」とお客様から言っていただけたこと
広告・プロモーション事業 ソリューション営業職
荒木 智宏
■入社年月
2001年4月、2019年5月
(カムバック採用)
■プライベートの近況
猫待ち
■最近の仕事で嬉しかったこと
3期連続売上1億円突破!
広告・プロモーション事業 ソリューション営業職
S.M
■入社年月
2021年4月
■プライベートの近況
有給をとって母とベトナムに行ってきました!
■最近の仕事で嬉しかったこと
出張で沖縄に行けたこと
人材事業 人材営業職
M.U
■入社年月
2022年4月
■プライベートの近況
友人とのスーパー銭湯巡りにハマってます!
■最近の仕事で嬉しかったこと
自分が担当しているスタッフさんに「いつもありがとう」と感謝されたこと。